関西空港行きのバスの『乗車券』を券売機で購入したのはいいが両手がふさがっていて、『乗車券』を持てないemiemiは、当時9歳児のあーくんに『乗車券』をとるようにお願いした
たしかこの時、emiemiの手には乗車券を買ったおつりが握られていて『乗車券』を取ることができなかった
あーくんも快く引き受けてはくれたが
バスの運転手さんに『乗車券』を渡すときになって
あーくんの『乗車券(小人)』1100円だけを券売機からもってきていたことが発覚
emiemiは叫びたい気分だった
だって・・どうせ忘れるなら『あーくんのチケット』を忘れたほうがましだった
子供料金だから1100円・・
チケットを失くしたとしてもまだ許せる
しか~し
emiemiと娘は、大人料金だから1人2200円で、2人分で4400円
チケットを失くしたらめっちゃんこショックな金額である
たしかに、emiemiは
バスチケットをとって・・
とだけ言って全員のチケットとってとはいわなかった
だけど、母親とねぇねも両手がふさがっていて『チケット』が取れない状況なのに『自分のチケット』だけとるかね
しょうがないか・・当時9歳児・・しかも男子
もう、関西空港行きのリムジンバスはもう出発する時間
ごちゃごちゃ考えてるひまわない
高校、大学時代は100メートル13秒台で走れたemiemiは、信用できない当時9歳児あーくんではなく、娘にリムジンバスの前に置いた手荷物を見ているようにお願いして、emiemiと娘のチケットが残されていることをねがって
今は52歳、もう100メートル20秒ぐらいかかるんちゃう?それでも足つるとかしそう
山姥(やまんば)に負けないぐらいのスピードで『券売機』に向かって走った
すると、山姥の正面に、『券売機』からリムジンバス乗り場に向かって、一人のさわやか青年?大学生?が走ってきた
バスの出発時間だったため、さわやか青年にお礼もままならぬまま、バスに乗り込んだ
ちゃんとお礼がいえないまま、バスに乗り込んでしまったことが、バスに乗っている間、気がかりでしかたがなかった・・
だから・・
emiemiは関西空港第1ターミナルでバスを降りるときに
チケットを持ってきてくれたこの青年に
『本当にありがとうございました、たすかりました』
と心からお礼を言った
青年は
『いえいえ』
とだけ答えた
青年は第1ターミナルでは下車せず、バスでそのまま関西空港ターミナル2へとむかった
本当にありがとう、あなたも素敵な旅になりますように
心の中でそっと呟いた
ご迷惑でなければよろしくお願いします