実父は10年前に他界しています。
癌で大きな手術をしたあと、体力が落ちてつらそうだったけど、それでもその後20年も生きたので十分だと思っています。それも糖尿病とともに生きたので、インシュリン注射を打ちながら食事管理をしながらの毎日でした。
どちらかといえば、看病をしている母親の方が大変そうといった印象でした。
もちろん娘として看護師資格を持ってるものとして、出来ることはしてきたつもりだけど毎日側でお世話してる人が1番大変だったと思います。
私は母親の愚痴を聞きに帰っている感覚でした。
父親は、子供が小さい頃感情の起伏の激しい人だったので、暴力を振るう人でした。全く好きになれず、思春期は口をききませんでした。
弟も私も理不尽な理由で殴られて、田舎アルアルの蔵に入れられて真っ暗な中恐怖と悲しみに耐えて…ということを何度となく体験したのです。
なので、父親が亡くなった時、悲しくなかったし、ホッとした気持ちもありました。
それは弟もそうだったようで。
それが、昨日、亡くなってから10年たって私の夢に出てきました。
前後のストーリーはなく、旅先のビジネスホテルのような部屋に私がいるところに父親が旅館の浴衣姿で入ってきて、
「とりあえず話だけでも聞いたれや」
と言って部屋を横切って出て行きました。
それだけのことでしたけど、滅多に夢なんでみないし見てても覚えてないのか?知らないのだけど、このことは朝、目覚めた後もハッキリと言葉すら覚えていました。、夢の中の父親は元気だった頃の恰幅の良い体型で、肌艶も良く、ただ、喉元にガーゼを当てているようでした。
父親の言った言葉が何を指すのか夢を見ながらすぐにピンときました。
きっと母親の話を聞いてやってくれ、ということなんだろうなと。
そのためだけに亡くなってから10年経って、さすがに放ってはおけないなと思ってこういう形で出てきたか!と感じ取ったのです。
母親とは父親の遺産相続でトラブってから険悪関係になり、今では4年実家に帰っていません。(コロナ騒動もありましたので)
お陰で心理カウンセリング、心理学講座、ブログ指導と名打った人生相談、と、私は私で精神的にかなり自分を追い詰めて過ごしてきました。
あんなに嫌いで口も聞かない父親と、家族から煙たがれていた父親が、とうとう動き出した!のです。
母親も目の前しか見ない気質の人だったのだと今ならわかります。
親だからと信頼し切っていたというこちらの甘えもあります。
いろんな心理学を学び、やっと自分を労わるためにどうしてらよいのか?という方向に目を向けれるようになってきました。
そのタイミングで父親が夢に出てきたのです。
そして、そのことを覚えている私がいるのです。
やっと前に向いて歩いていけそうな…
変化していけそうな気がします。
こここら、さあ いろんなことが変化して始まっていきそうな気がします。
今日も素敵な一日をお過ごしください