りりちゃんを見送った後、 アミコの短冊に願いごとを書きに行った。
身体は限界だった。
でも 私はどうしても書きに行かなければと、よろよろ歩きながらそこに向かった。
不安だった。
とってもとても。
私は 確かに必要とされてないアイドルなのだ。
水際のイベント広場で、いもこさんが子供達に囲まれていた。
私は 羨ましかった。
自分の醜さが情けなかった。
りりちゃんも 有能プロデューサーに ある脚本を依頼されたみたいで、その話しを聞いた途端、『なんで~』と正直思ってしまった。
でも、才能が認められた結果なのだ。
プロデューサーがりりちゃんを使いたいのは当たり前だ。
『皆 助けあってゆけばいいのに』、と口癖のように言う私が、私のプロジェクトに入ってくれてる りりちゃんに、他のアイドルのネット配信の脚本の依頼が来たからって、一瞬でも ひねくれた私は最低だな。
アンチが言うように ほんとは 私が一番の悪なんだ。
善人に見せかけて。
(涙)
りりちゃん ごめんね。
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