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ヨガ・ピラティスセミナー@早稲田大学

先週末(浅草の翌日)、


『腰痛運動療法としてのピラティス・ヨガの可能性と適応』について学ぶシンポジウムを早稲田大学にて開催致しました。



Hypericeもブース出展し、沢山の方にご体験いただきました!








以下、共催してくださった、#一般社団法人日本身体機能研究会 の記事を転載します。
(金岡先生が投稿されています)



【金岡からは腰痛対策、パフォーマンス向上に必要な身体機能としてのモータコントロール(MC)機能について解説し、体幹筋群間のMC,体幹と四肢とのMCの重要性と、その介入の必要性を提言しました。





ついで成田先生からPTの立場からのピラティスを腰痛者に用いたときの反応を詳細に記録し、その動作改善による腰痛誘発の軽減効果を報告し、腰痛への運動療法としてのピラティス法の用い方の注意点が示されました。










大久保先生からはピラティス・ヨガのときの筋活動の論文紹介と、実施したときの筋活動結果が示され、ヨガ実施によって肩甲骨周囲筋や臀筋群の活動を多いこと体幹四肢のMC構築に有用である可能性が示されました。







ラジカスキー万由子先生からは体幹安定性における横隔膜の機能について解説され、体幹安定性獲得には、体幹深部筋(腹横筋と多裂筋)のみならず骨盤底筋と横隔膜の活動が必要であり、この3者が適切なMCをもって活動することで各個人が必要とする身体活動に最適な方法を求めることが重要であることを示しました。つまり体幹筋群間のMCにはローカル筋とグローバル筋の間のMCのみならず骨盤底筋と横隔膜との関連も重要視する必要があります。全部を一緒に働かせることが重要なのではなく、必要な動作に最適な組み合わせで使うことが大切なのかと考えます。










本橋先生からは伸展型と屈曲型のタイプ別に有用なCPYの介入方法について実践的な解説がありました。ヨガ・ピラティスは介入でもあり、評価にもなります。何らかの方法を実践させて改善したかどうかで評価にもなり、ホームエクササイズにもなります。今後介入方法が病態別に整理されていけば運動療法として洗練されていくと思います。





最後に、今回のシンポジウムを行うきっかけとなったJeannie Kim先生からオーストラリアにおける理学療法士のピラティス実践方法の解説がありました。オーストラリアではPTは開業権があり、マッケンジー法に準じた、Directional Bias評価方法によって腰痛の病態を評価し、痛みが軽減したか集約(centralization)したかの反応をもって評価し、良い方向に行くような介入を継続する運動療法が実践されていることが、実技を交えて報告されました。 





最後のディスカッションでは、マットピラティスはスタビライゼーションエクササイズよりも体幹深部筋の賦活化に効果的である可能性、ヨガはストレッチのみならず、体幹と四肢とのMC獲得に有用であることなどが確認されました。Jeannieは早稲田大学の細川先生の完璧な通訳によって我々と日本語でディスカッションでき、十分な情報交換を行うことができましたこと大変感謝しています。聴衆の皆様からも多くの質問とコメントが出て、有意義でした。








多くの聴衆の方から今後同じ様なシンポジウム、セミナーの開催をリクエストされました。この分野の交流、情報交換の重要性を感じた大変有意義なシンポジウムでした。皆様、本当にありがとうございました。】







運動療法が見直される今、とても有意義な発表をしてくださった先生方、お集まりいただいた皆様に心より感謝申し上げます。




本橋恵美




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一般社団法人 身体機能研究会(共同開催)
一般社団法人 Educate Movement Institute






おまけニコニコ

終わったあとは、ジーニーが大好きというラーメン屋さんで打ち上げ、笑