大殿筋討論 | 本橋恵美オフィシャルブログ「本橋恵美からありがとう」Powered by Ameba

大殿筋討論

 
 
{D5ACED70-B30E-4241-A47B-F4E4AB917E08}
(左から成田崇矢教授、岡田隆教授、私、鈴木岳.さん、金岡恒治教授)
 
 
1月14日
 
 
早稲田大学にて実施された
体幹機能研究会が(金岡教授主催)
無事に終わりました。
 
 
{9C73D90F-FA63-4A3F-B57F-DE840976CDA5}
 
 
テーマは大殿筋!
 
 
よく「大殿筋」と「大臀筋」とどちら(の漢字)が正しいか?と聞かれますが、医学的には(日本整形外科学会用語集)大殿筋です。しかしトレーナーの方は大臀筋と使うことが多いですね。私は大殿筋に統一していますがどちらでも良いと思います。




さて報告です。
 
{5C8A5135-BF22-4AB4-A18B-57CE3EB31A9A}
 
(以下、体幹機能研究会Facebookページの投稿より抜粋)


 
「午前の一般演題では、梨状筋と大臀筋は共に股関節外旋位における股関節伸展挙動時に活動性が高まること(森本)、スクワット時には股関節外旋位で行うことで大臀筋活動が高まること(押川)、様々なエクササイズで大臀筋とハムストリングスの活動割合を検証したところ、股関節開排位でのワイドスクワットが大臀筋活動割合が増すこと(泉)、着地動作時には着地前の大臀筋活動が高まることで衝撃吸収能が低下し、床からの反発力を多く受けるようになること(阿久澤)が発表されました。
 
 
午後のパネルディスカッションでは、座長の金岡から身体伸展運動時には体幹深部筋による腰椎骨盤のrigid-stabilityを得た上で、大臀筋を用いた股関節伸展動作を用いることで、脊柱起立筋への負荷を減じ筋性腰痛の発生の低減や仙腸関節障害予防、ハムストリングス損傷予防に繋がることが示され、各演者の発表に移りました。」
 
 
{B53A0FF3-F016-4F7A-BB6E-B195A6B68A29}
 
「成田先生からは、身体前屈動作時の脊柱起立筋活動の減少を目的とした、腹臥位での股関節伸展動作指導を行った前後での筋活動を比較したところ、予測に反して大殿筋の活動は介入後に低下したと報告されました。このことから立位での大臀筋活動を賦活化するためには、立位での介入が必要であることが示唆されました。」
 

 

 

{C6AC1DB5-70E5-4020-960C-89BE15F613AB}
 
{5C962CC0-7127-4E2A-8037-61175278E987}
 
 
「本橋先生からは、ヨガ・ピラティスの概念としてrelax-active-movement-core stability-strength-exclusiveの順に運動を進めることが示されました。また大臀筋を賦活化すると予測されるヨガ/ピラティス肢位が示され、その多くは立位の片脚荷重のポーズであり、大臀筋はmobility jointである股関節のstabilityを保つために大きな役割を持つことが示唆されました。」
 
 
 
 {C7F242D5-F4E0-4C76-90F5-ADEE97A7D0F4}
 
 
「岡田先生からは、Bodybuilderの視点から、如何にして大きな大臀筋を造るかについて解説され、大臀筋は他の筋と比較して、それこそ“命を削るくらいの努力”を行わないと外見上の形状が変わらない事が示されました。また大臀筋は随意的に活動させることが難しく、通常の生活では余力を残して活動性している、ある意味で“大物の筋肉”であることが示唆されました。」
 
 
{ABCC99FE-DF3C-4F65-B00A-EEF8DA22F0BD}
 
「鈴木先生からは、歩行時など基本的な動作時の姿勢保持、特に片脚立位時に大臀筋は遠心性に働き骨盤股関節の安定性に寄与し、様々な動作の中で無意識のうちに活動して運動のパターンを形成することが強調されました。また障害が生じたパーツへの対応の後は運動パターンとしての筋群の協調性を高めることの重要性が力説されました。」
 
 
 
 「これらのディスカッションから、
・大臀筋は片脚立位時の姿勢制御に関わり、臥位での賦活化は難しいこと
・立位での姿勢制御を行うピラティスはその機能向上に有用であろうこと
・普段はあまり活動しないので鍛えるには相応の努力を必要とする事
・体幹深部筋との協調性(シナジー)があり無意識に活動しているらしいこと
が考えられます。
 
 
 
{F5127432-1101-474B-95FE-519B47ED0691}

 
 また各演者の発表とディスカッションの中で、各々の演者の熱い気持ちが聴衆に伝わり、学術面のみならず、今後のスポーツ医学界での方向性を確認する事のできる有意義な研究会になったと思います。
演者の皆様、聴衆の皆様、有難うございました。」

 

 

(以上、体幹機能研究会Facebookページの投稿より抜粋)

 

 

 

{8867CE1F-E6C4-47EA-9A24-CEE0B8226FB1}
 
 
とにかく熱いセミナーでした。
岡田さんには大笑いでしたし、それぞれの分野のプロ達が考える大殿筋は非常に勉強になりました。
 
 
↑は金沢大学の生徒達(と成田先生)
 
夜行バスで来ました。
可愛いですね〜。

 

 

{3EE5F32A-6565-491E-92B6-403FF713A15F}
 
VYPERのブースも出展しました。
 
デモストレーションを完璧にこなしてくれた川満。
お疲れ様でした。

 

 

{FD78B804-F724-4ECB-ACDD-E6B89DF4FD80}
 
養成生たち。他にも10名くらい来てました。
 
{92376E67-9C90-47C6-9FAC-527ED6D0F92C}
 
勉強意欲が高いことに感心しました!
 
{5555DAF7-B5F5-4D24-A863-12147913715C}
 
 
朝10時から18時までみっちりでしたが、本当に充実した1日でした。
 
参加者の多くは理学療法士の方でしたので、セミナー後の質問等もかなりアカデミックでしたね!

 

 

 

{AC49691A-EED5-4A09-973B-0BD824BDA9AD}
 
さてさて、一番人気だったバズーカ岡田先生(さんまのホンマでっか!?TV)
 
ボディビルに命を賭けてるそうです。
大殿筋の形態にだけ興味があって、機能はどうでもいいそうです!笑
私も他の先生方も機能の話がメインだったのに!笑
ほんと突き抜けている方は面白いですね。

 

 

{10C3D4B5-4A22-4FA2-9145-2F651B993327}

 

 

{9B5B9940-24DC-4A25-AF1B-BD7DB45067BF}
 
↑E.M.Iの圓冬美が失礼しましたあせる
岡田先生が引いてるじゃないですか叫び
 





 
金岡先生、またご一緒させていただいた先生方、
このような機会をいただけたことに心より感謝致します。
 
私自身本当に勉強になりました。
そして大殿筋もっと使わないとです・・・
 
 
 
本橋恵美