鏡視下腱板修復術〜オペ見学2〜 | 本橋恵美オフィシャルブログ「本橋恵美からありがとう」Powered by Ameba

鏡視下腱板修復術〜オペ見学2〜

先日、AR-Ex尾山台整形外科へ伺い
内田宗志先生のオペ見学をさせていただきました。


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※オペ後(左)内田宗志医師(右)久保貴敬医師


前回は股関節。
今回は肩です。

正式には『鏡視下腱板修復術』(ARCR)

肩甲骨と上腕骨をつないでいる腱板という板状の腱が壊れてしまったものを
修復するオペです。
※今回は完全断裂ではなく、不全断裂

まず、数カ所小さな創から内視鏡を挿入すると、
上腕骨頭が腱板から浮いているのがはっきりと見えました。

オペ室には2台の大きな画面があり、
内部がリアルに映し出され、
更に内田先生が解説をしてくださるので
ノートを取るのも、
見るのも本当に必死です。
凝視です、凝視。。

縫合は糸つきの小さなビスを上腕骨に打ち込んで、
その糸で壊れた腱板を上腕骨に固定します。 
その手技はやはり神業でした・・・。

縫合といえば関節唇も。
※関節唇(かんせつしん)は、
肩の受け皿の骨(肩甲骨関節窩)の輪郭を
土手のように覆っている線維性の組織です。

どんな役目をするかと言うと、
肩関節が前後、上下にぶれないように、
しっかりと支える働きをしています。
本来、関節唇は骨にしっかりと付着していますが、
スポーツで肩を使いすぎたり、
肩に怪我をしてはがれることがあります。
※一度はがれた関節唇が自然について治ることは残念ながらありません…

今回のオペではこの関節唇も縫合しました。

オペはなんと一時間一分で終了。
またも麻酔科の先生が(前回も明言を!)
『早過ぎて笑えるわ!』
と、冗談のように笑って仰っていましたが
本当に素晴らしいお仕事をされていました。


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実は今回オペを受けたのは
ビーチバレーのmiyuでした。
小学校の頃から妹のような存在です。

バレーをはじめたこの頃から
ずっと肩に違和感を覚えていたものの
ここ最近痛みが進行し、
内田先生の診察とアドバイス、
そして本人の意思でオペとなりました。

内田先生には
感謝しきれません。
そして何より先生の患者様に対する
深い気遣いに毎回心を打たれます。

いつも勉強させていただき
本当に有難うございます。



本橋恵美