プロフリーダイバー篠宮龍三さんピラティス! | 本橋恵美オフィシャルブログ「本橋恵美からありがとう」Powered by Ameba

プロフリーダイバー篠宮龍三さんピラティス!

先日、素敵な方が二名いらっしゃいました。


プロ・フリーダイバー


アジア記録   105メートル


篠宮龍三氏。


そして


アジア記録   70メートル


山内知子さん。




フリーダイビングの美しさ、厳しさをまずユーチューブでご覧ください。

(音楽が流れるので気をつけてくださいね!)






こうしてスタートから30秒の間に仰向けの状態で酸素を少しずつ取り入れます。


そして潜水。約3分未知の世界へ。


その姿はまるで魚です。


水圧で肺が縮んでいくなか、いかに無駄な動きがなくパフォーマンスするか。


海面に戻ってきてからは正常な意識の確認をするため30秒置いてから記録が確定し、祝福を受けます。




本橋恵美からありがとう

(このお写真は龍三さんのHPより)



先日NHKの「トップランナー」でも取り上げられました。


私は深い感銘を受けて三回も観ました。


今日は実際にお聞きしたお話をここでご紹介したいと思います。



その前に龍三さんのお人柄。


とっても穏やかで深い情熱を持って海を愛し、


自分に厳しく、人に優しい方です。




映画「グランブルー」のモデルにもなったジャック・マイヨールに憧れ、この世界に入りました。


コンスタントという水深を競う競技。


海の色はグラデーションを描いて変わっていくそうです。



ライトブルー。


デイープブルー。


ダークブルー。


グランブルー。


そして暗闇。


音もなく、ほとんど重力も感じず、まるで宇宙にいるかのようだそうです。


ただ、たったひとつ聞こえるのは心臓の音。


ドクッ、ドクッといつもよりずっとゆっくりな鼓動だけが聞こえるのだそうです。


そんなときに、この心臓を誰が動かしはじめたんだろう・・・。


神様しかいない、と思うのだそうです。


ある時は104メートルまで行って、あと1メートルというところで引き返してくる。


このたった1メートルを無理すると、


あとで減圧症などといった症状が出てしまうのだそうです。


その判断は自分の感覚だとか。


そして今春、マイヨールと同じ105メートルという記録を樹立されました。




さて話が変わりますが、龍三さんは現在筋トレを一切されていません。


無駄な筋肉をつけず、いかに酸素を使わずしなやかに泳ぐか。


これが課題だそうです。


そんな龍三さんは私と同じく(株)ライツのメンバー。


という御縁で「スポーツに効く!体幹トレーニング」も読んでくださり、


今回沖縄からお仕事で東京へ。


そしてピラティスを受けに来てくださいました。


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龍三さんは脳科学について深く勉強されています。


脳は一番酸素を必要とする場所。


他のスポーツと違うところは、できるだけ闘争心を持たないようにすること。


誰かに勝とう、記録を出そう、などと考えれば考えるほど、


脳が働いて必要な酸素はどんどん消費されていくのだそうです。


競技外では熱い部分もあるそうなのですが、基本競技中は「無」になることを心がけているそうです。


そのためにヨガは普段からされています。やっぱり!
(横隔膜を動かしより柔軟にするためにウディアナバンダを定期的に。)





本橋恵美からありがとう



そして今回ピラティスを体験。


体験される前は、この競技にピラティスはどう影響があるのだろうと思っていらっしゃったそうです。


でも終わってみるとピラティスの重要性を実感してくださいました。



ちょっと専門的な話になってしまうのですが、


このドルフィンのような泳ぎには太腿(大腿四頭筋)の力に頼りがちだそうです。


でもこの大きな筋肉を使うと酸素がたくさん使われてしまうんです。


もし、「体幹」にしなやかな柔軟性と、適切な筋力が備わっていれば


大腿部に頼りすぎることなく、パフォーマンスすることができます。


どのスポーツにも良質な体幹は必要なんです。
(あっ、熱くなってすみませんっ。酸素すごい使ってます・・・)




本橋恵美からありがとう



こんなお話を隠れ家的もつ鍋屋さんで臭くなりながら(笑)


みんなで熱く話しました。


青山マネージャーいますね!
そう同じく龍三さんを担当しています。
(ライツさんはこうして引き合わせてくれます。人と人の繋がりを大切にしてくれます。
こうした御縁をきっかけに、出会った方たちと一緒になにか貢献できればと思います。ありがとう。)


さて、知子さんもアジア新記録を達成されたトップダイバー。


そして同じ夢を持つ龍三さんをサポートし、サポートされてもいる


とても心が豊かで、あったかーーーーーな女性です。


この夢。


もちろん競技の記録もそうですが。


「one ocean」というプロジェクトを立ち上げられました。


このプロジェクトについては次回のピラティスの際にまたブログでご紹介したいと思います。
(これから1.2か月に一回くらいですが継続していきたいとのことでした。嬉しいです!)




最後に龍三さん。


「アスリートは社会の代表(公人)として、


社会貢献し、そしてメッセージを発信したい。


その上で自分のパフォーマンスを上げること。」


とお話されていました。




こうしてスポーツを広めてくれるお二人に感謝です。

ありがとうございました!



篠宮龍三さんのHPはコチラ
ブログ「Ryuzo Apnea Blog」はコチラです。



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