JAPAN~震え~ | 本橋恵美オフィシャルブログ「本橋恵美からありがとう」Powered by Ameba

JAPAN~震え~

Japanの実践トレーニング。






強い風と凍える寒さの中、


選手達は雨で濡れたグラウンドで


したたり落ちる汗と泥にまみれ




想像を絶する練習をしていました。




私は寒さだけでなく、


この凄さに震えました。












コーチ陣はオーストラリアとニュージーランドから


JAPANに呼ばれた、熱く指導能力に優れた方が沢山います。






「君たちは今までビデオでしか観たことがないAUSやNZの


練習を今ここでやっているんだ」






きっとこの言葉を聞いた選手たちは自分達の今置かれている状況に、


あらためて何かを感じたと思います。






当事者でない私が熱くなったんですから。










そして、そのコンタクトプレーの凄まじさを生で目の前にして。


ラグビーそのものと。


選手たちの凄さを改めて感じました。






顔だってバンバン踏まれて。


あれだけトレーニングしてても骨折だってするし


首だっておかしくなります。


とても言葉に出来ないです。








前回は夕食後にハードなピラティスをしましたが、


マーティとmasaさんとのMTGで、




今回からはピラティスは昼間に。


そしてヨガを夜に取り入れることになりました。






その極度の疲労は。


ラグビーというスポーツの特性上、半端ではないのです。




フィジカル・メンタルの両面を考慮し


ヨガの内容はリラクゼーションとフレキシビリティを中心に構成しました。


終了時、みんなの半分寝ぼけたような顔を見て安心。






ピラティスとヨガは共通する部分も沢山ありますが、


私の中では全くの別ものとして捉えています。


その違いを知るために両方を勉強しました。






指導するときの声のトーンからスピードから言葉づかいから全て違います。




ピラティスのようなハードワークは引っ張っていくような指導。


今回のようなヨガでは心と体を鎮められるような指導。






両方の違いをしっかり出して、二つのセッションの目的の違いを、


選手たちがちゃんと理解してくれなければいけないのです。






自分の中でそれをもっと明確にできるよう


更にスキルを上げなくてはいけないと実感しました。






どの職業でも教えるという立場にいる人は


「指導」について一生悩むのかもしれないです。。










悶々とそんなことを考えていて外に出たら


曇り空の中に、厚い雲と暗闇を越えて明るい満月が光を射していました。




なにかを越えていくにはこのパワーが必要なのだと


あらためて実感し、同時に勇気もわいた夜でした。






本気で頑張ります。