ラグビー日本代表ナショナルチーム
みなさんに報告があります。
2008年度よりピラティスのトレーナーとして
ラグビー日本代表ナショナルチームにて
お仕事させていただくことが正式に決まりました。
これは私にとって、とても遣り甲斐のある仕事であり、
責任が重い仕事でもあります。
私がラグビーに出会ったのは昨年の8月。
ラグビートップリーグのIBMビックブルーでの
ピラティス指導がきっかけで、ラグビーの虜になりました。
その際にフィードバックして下さった安藤監督や
コーチ陣の方々、温かく迎えてくださった選手の皆さんには
今でも感謝の気持ちでいっぱいです。
それからいつしか試合を観るたびに
いつかこのラグビーの世界でもっと指導が出来たら・・・・と。
なぜならラグビーはスポーツの中でも格闘技に近く、
怪我も半端ではないからです。
でもこれはあくまで夢であって、実現するとは思ってもみませんでした。
しかし、いつも実現させたい気持ちは持ち続けていました。
そのためにはまずラグビーの特性をもっと知らなくてはいけない。
この半年で試合観戦やDVDを含め、
気づいたら100試合近く観ていました。
お仕事の関係上、選手にインタビューをする機会があったり、
タグラグビーでトップリーグNECグリーンロケッツとも交流が出来ました。
(グリロケに関しては一ファンですが)
それでもまだまだラグビーについてはド素人です。
しかし私のピラティスを推薦してくださった方がいて
それから日本代表のストレングス&コンディショニングコーチの
太田正則さんと出会い、着々と数か月をかけて
いくつものステップを踏んで準備を進めてきました。
緊張と不安でいっぱいな私に
masaさんは常に励ましてくださり、
こんな素敵な言葉をくれました。
「日の丸と桜を胸に、共に戦いましょう!」
震える思いでした。
またS&Cコンサルタントのマーティは、
父のように温かく、
私が何をどう提供できるか、
チームへどの程度貢献する気持ちがあるかを
興味深く真剣に聞いてくださいました。
私も下手な英語で真剣に精一杯答えました。
それから太田ジェネラルマネージャーや
ジョン・カーワンヘッドコーチ。
他コーチ陣やスタッフの方に温かく迎えていただき
今回の話に至りました。
そして。
チームより私に課せられた使命は
「体幹を強くすること」
このたったひとつの使命を全力で全うしたいと思います。
4年後のワールドカップに向けて、
そしてそれまでも国際試合が今月から始まります。
これから約3ヶ月間、チームは国内と海外を約12ヵ所まわります。
私は国内合宿にスポットで関わっていくことになりそうです。
コーチ陣はほぼ外国人。
英会話を再開したのもここで自分の意思を伝えられるようになるため。
コミュニケーションをとれるようになるためです。
そして女性は現場に私以外いません。
選ばれ抜いた強靭な選手達ですが凛と使命を果たしていきたいです。
自分へのチャレンジと、チームへどれだけ貢献できるのか。
大きな課題ですが、高いモチベーションを保ち続けて
頑張ろうと思います。
しかし、そのためにレギュラーのレッスンが代行を立てなくてはならない時もこれから多くあるかと思います。
いつもレッスンを楽しみにして下さっている皆さんにはとても申し訳ない気持ちでいっぱいです。
しかし、この報告をした際には皆さん温かく拍手をしてくださり、おめでとう頑張ってねと、声をかけてくださいました。
本当に心から感謝いたします。
私の原点は日々のレッスンです。
今回の経験を生かし、みなさんのレッスンに反映させたいと思います。
このお仕事は目標の最終地点ではありません。
それでも今懸ける思いはチームの皆さんと同じ気持ちで臨みたいと思います。
凹むこともあるかと思いますが、応援してくださったら嬉しいです。
よろしくお願いします。
ジャパンのファーストジャージは桜のエンブレム。
チームと共に。
桜を胸に。
本橋恵美