桃兎の部屋 -32ページ目
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■切干大根とお揚げを煮ました。

お惣菜らしいものが欲しくなって、切干大根とお揚げを煮ました。 余りにも普通? でも、おいしいんです。




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まずお出汁。 昆布を水に放し、しばらく置いたら火にかけます。 煮立ってきても昆布は引き上げず、いったん火を止めたら鰹節をたっぷり加えます。 私は血合いも混ざった細かい削り節、上粉というのを使っています。 再び火をつけ、底から沸き上がってきたら、噴かない程度に火を加減して1分ほど煮立たせます。 火から下ろしてしばらくしたら目の細かい網で濾します。 わずかな時間でも鰹節は沈むので、それで充分。 網なら洗うのも簡単です。



切干大根をさっと洗って水に浸け、戻します。 今日のは「乾物専科」というところの「寒干し大根」。 よくある細切りではなく削ったような切干大根で、適度な歯応えが気に入っています。 戻している間にお揚げを短冊に切ります。 出汁を火にかけ大方を塩、日本酒、みりんで味つけし、お醤油をほんの少し。 風味を加えます。 砂糖は使いません。 そこにまずお揚げを入れ、ひと煮立ちしてお揚げの味が煮汁に伝わったところで火を弱め、水を切ってよく絞った切干大根をほぐし入れます。 紙蓋(キッチンペーパーで。中心に10円玉ほどの穴を開けておけば噴き上がってくることはありません。)をして10分ほど煮ます。 煮物は冷めていく過程で味がしみるとか。 味つけは控え目にしておきます。 煮ていく過程で詰まりますし、薄味のほうがお揚げのうま味や切干大根の滋味がよく感じられるから。


いただく時にもう一度温めるかどうかはお好み次第で。 肌合いに表情のある陶器の器が似合います。




切干大根とお揚げ2JPG










■京都のお寺での結婚式に参列しました。

知人の結婚式に招待され、京都に行って参りました。 神前あるいはキリスト教式が多い中、仏前での結婚式、しかも所は花園の名刹妙心寺の塔頭「退蔵院」ということで、興味津々。 雨を受けて沙羅の花や紫陽花がひかえめな美しさで参列者を迎えます。 600年の歴史を持つお寺の築400年という方丈で、式は厳かに執り行われました。 華奢で愛らしい新婦は白無垢綿帽子、新郎は紋付羽織袴で神妙な面持ち。 献灯献花から般若心経唱和、御住職のお話、指輪ならぬ「お数珠」の交換、献香と続き、誓いの言葉まで、緊張感と穏やかさが綯い交ぜとなった気持ちのよいお式でした。 披露宴は上木屋町の「幾松」、桂小五郎ゆかりの料亭で。 金屏風を巡らし几帳をおいた広間での宴は、尺八奏者の先導による新郎、振り袖にお色直しした新婦の入場に始まり、新夫婦の御挨拶まで、終始和やかな雰囲気に包まれ、始めて顔を合わせる方々も近しく歓談できるうちとけた楽しいものとなりました。 お目出度い柄形の器に盛付けられた、鱧や鮎といった季節の食材を生かした京料理も堪能しました。 新郎がもともと京都に生まれ育ち、妙心寺が菩提寺という方なのでお出来になったのかもしれませんね。 印象に残る素敵な結婚式、披露宴にお招きいただけたことに心から感謝しています。 真壁さん、彩子さん、「お目出度うございます♪」そして「お幸せに!」
退蔵院式次第
※ブログ初心者の私はカメラを持っていくのを忘れました…。 画像は退蔵院で参列者に配られた式次第、般若心経などの載った冊子、縁起物の細工昆布(鶴・亀・結び)です。 帰ってから急遽撮りました。 せめて…。

■新生姜を甘酢で漬けました。

新生姜が出回っています。 針に切って薄い塩味の炊き立てご飯に混ぜるもよし、谷中にお味噌をつけてかじるも良し♪ が、なぜか突然甘酢漬が食べたくなりました。 しかも甘めのが…。 お酢、今回は京都の玉姫酢を300cc、グラニュー糖100g、アカシアの蜂蜜ta2、お塩ほんの少し、パラパラ程度を合わせ、火にかけます。 グラニュー糖が溶ければ大丈夫。 新生姜は皮を剥いて薄切りにしたら、30秒ほど茹で、さっと笊にあげて水気を切り、容器に移します。そこに先の甘酢を加えると…、みるみる美しいピンク色に変わっていくのです。 ほんとうにきれいな色! 生姜をいただいたあとは、甘酢をお水で割って氷を浮かべるとさっぱりおいしい生姜風味の飲み物になります。 同様に茗荷でもおいしい甘酢漬けができます。 甘いのがお嫌いな方はグラニュー糖の量をお好みに加減してくださいね。 いつもながらの簡単レシピ、ぜひお試しを♪。
新生姜甘酢漬 新生姜甘酢漬'

■ジンの梅酒を作りました。

葉山の「ゆうこ梅」が届きました。 祐子さんの葉山のお家の庭で採れた、まるまるとした爽やかな香りの青梅です。 早速大人の味、ジンの梅酒を作りました。 ジンの梅酒は俳句仲間の順子さんに教わりました。 でも今回のレシピは、私のオリジナル。 実は前回のを忘れてしまったのです。(順子さんゴメンナサイ…。) 初めて作ったのは、ボトルのラベルによると3年前の6月8日、ゴードンドライジン40°でした。 今年はビーフィーター40°で。 青梅1.5kg、グラニュー糖300g、ジンは700mlを2本。 作り方は簡単、梅を洗い、ヘタを爪楊枝で取り、リネンで丁寧に水気を拭き取ります。ボトルにグラニュー糖、青梅を入れ、ジンを静かに注ぎ入れたら、あとは待つだけ。 おいしい梅酒は時間が育ててくれます。 前回はずっと梅を入れたままだったので、ジンらしさを楽しんだのは一年ほど。 今も僅かに残るその梅酒は、なれてまろやかで上品な味ですが、ジンの香りは残っていません。 今年は梅の引揚げ時を計ってみるつもりです。 半年ほどで若さの感じられる梅酒になりますが、それまで…、待っていられるかしら。
UME UME LIQUEUR
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