どうしてもホリホリしたくてただそれだけの理由で作ったリングです。
まず、道具を何もかも今まで友達に借りてて持ってなかったのでお店(コー●ン)に朝一で買いに行く事からスタートでした。
もうこの時点で見切り発車とも言うべきかもしれませんがインストラクターになろうと決めた頃だったと思います。
道具を買ってそのまま会社に行き仕事もしないでデザインを考える
いかに棒ヤスリで沢山削れるかってのだけを考えたデザインが決まるといてもたってもいられなくて勝手に早退する
で、人生初1人で作り出す。
まずは薄いリングを作る。
そして、考えたデザインを乾燥させたリングに鉛筆で書き込む
さてさていよいよここから彫る作業開始なんですが、今だったら絶対にしないだろう酷い方法でスタートしたんです。
指にリングを通し、一番尖っている棒ヤスリをおもむろに突き刺しいきなりゴリゴリ貫通させたんです。
まぁなんと無謀な方法なんでしょう。
今の私が見てたら絶対に「あっかぁ~ん」と注意するでしょうよ…
無知って恐ろしいよねぇ~。
で、その穴の開いた所にそのまま棒ヤスリを刺したままゴシゴシっと彫らなければいけない部分まで強引に突き進む。
これがね、文章で書いてる程簡単にはいかなかった
なかなか進まないのよ
でも削れる粉が出で来るのを見ると「あぁ私彫ってるわぁ~」って凄く幸せで
20時から25時まで削ってて、 段々進むにつれて強度も弱くなり2箇所にヒビを入れ、ヤル気を失い目の焦点も合わなくなってきたので修正だけして寝て
朝又仕事前にどれどれと思って削ってたら またもや1箇所ヒビ入れてしまい
昨夜つけたはずの2箇所も修正失敗でヒビ健在で
ぐにょ
って折り曲げてやりたくなった
あんなに幸せ感じてたemiちゃんはどこへお出かけしたのかしら…
そんなこんなで頑張ったリングちゃんは、父に見付かり「電気炉(焼く機械)を買ってやったお礼やろう」と勝手に持ち帰り、後日「写真をちゃんと撮りたいから1回返せ!」と言ったら
「あれなぁ~スコスコでどっかで落として失くした」
と、血もかよってないんじゃないかという言葉で片付けられた
悲しいリングちゃんのお話でした…ちゃんちゃん