本日の一冊は
『人形館の殺人』
著者:綾辻行人
出版:講談社文庫
発売日:2010/8/12
読了日:2015/3/31
特徴:ミステリー パニック 絡繰り
【感想】
前作の作品たちとは全く雰囲気が異なっていた本作。
一言で言えば異様な恐怖。
見えないものに追い詰められていき、真実を知った後も精神的に追い詰められる。
逃れられない恐怖がこの館にはあった。
登場人物の飛龍想一と共にわけのわからない影に怯えてた。
小説が佳境に入れば入るほど頭が混乱。 恐怖倍増。
普通、盛り、特盛り…ラストはメガ盛りか
と訳の分からない混乱具合に陥ってた。
もしかしてそうかもしれないと薄々気付いてはいたが、はっきりと真相を突きつけられるとやはり驚く。
わかっていても驚けるくらい驚く
心に押し込めてしまっている過去の記憶が人形館に引っ越してきてから徐々に蘇ってくる…そんな中で起こる事件。
想一を脅す謎の人物。
今までとは違う面白さがあり、もうこれでもかってくらい満喫した