翻訳あんころ餅

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10Apr
- ポッドキャストでNPRの英語ニュース
  お久しぶりです。新年度が始まりましたね。暖かい日が続いているおかげで、家の近くの桜も今年は長持ちしていて嬉しいです。まだ葉桜4割、花が6割くらい。春気分を満喫しています。私の仕事も、昨年の種まきが実を結び、順調に受注できています。今後はあらためて日本語・英語を重点的に学び直し、スキルに磨きをかけていきたいと思っています。さて、最近は朝の日課としてポッドキャストでNPRのニュースを聴いています。NPRはワシントンD.C.に拠点を置き、公共放送を行う非営利のラジオ局です。主に米国国内の政治・経済・社会の話題を取り上げています。米国にいたとき、運転中にカーラジオからよく流れていた思い出があります。ニュースは1回5分程度。アナウンサーのはっきりとした口調は聞き取りやすく、最新の話題がコンパクトにまとまっていて便利です。聴いていて気になった話題や分からなかった単語は後で調べたりします。長時間の番組はなかなか継続が難しいですが、1日5分だけ、ほかのことをしながらの「ながら聴き」なら習慣化できるのではないかと期待しています。
31Jan
- 2024年の抱負
  2024年が始まったと思えばもう月末ですね。年明け早々にスケジュールが埋まり始め、終始バタバタと過ごしています。年始には辰年ということでラジオでDragon Ashが流れていました。懐かしい。英語の歌詞がとても格好良く聞こえていたなあ。さて、年末年始にはゆっくり時間が取れたので、この先の自分の方向性について考えていました。さまざまなジャンルの案件に取り組むなかで、やはり自分に合ったもの、ぜひやりたいと感じるものが見えてきたように思います。◎インタビュー。口語が混じったり、センテンスの繋がりが曖昧になったりする場合があるのがインタビューの特徴です。英語の知識や経験を総動員し、かつ、文脈や内容を深く理解して、言いたいことを汲み取る必要があります。まるで本人と対話しているようで楽しく、やりがいのある作業です。◎クリエイティブ関連。創作上の抽象的、観念的な表現が含まれる場合は独特の「訳しづらさ」があると感じています。直訳では文章全体の持つ雰囲気が完全に損なわれてしまうので、話し手の言いたいことを十分に踏まえて、時には一般的な訳語の範疇を超えた書き換えを行う必要があります。アートやデザインについての知識を増やし、こうした案件も自信を持って取り組めるようになりたいです。◎旅行関連。観光名所の案内などは、原文も練り上げられており情緒的な表現が多用される上、マーケティング要素もあります。日本語読者にとって分かりやすく、かつ魅力的に伝えるための言葉選びが重要です。衣食住にまつわる内容も多いので、英語圏と日本の文化の違いを理解した上で必要な情報を補う場合もあります。ホテルの施設や設備についての記述では、建物関連の表現もあり、現地の様子を想像しながら言葉選びをしていくのが楽しいです。◎建築土木関連。以前この世界に少しだけ身を置いていました。とても深く、生半可な知識や経験では到底太刀打ちできない業界だと身に沁みていますが、縁あっていくつか関連案件を手掛けました。そして感じたのは、やはり好きだということ。調べ物だけで非常に時間がかかるのが現状ですが、まだまだこれから知識を積み上げて、いつかこの分野で頼りにされる存在になれたらと思います。今年第一弾とのことで、希望を込めた内容にしました。今年はこんな案件とのご縁もたくさんあるといいな。もちろん全ての仕事に全力で取り組みます。実り多き年になりますように。
29Dec
- 2023年を振り返って
  年末ですね。開業2年目の今年は、お仕事のバリエーションがとても広がった一年でした。私はこの仕事を始めるまで翻訳支援ツールの経験がまったくなかったのですが、今年はTrados Studio、memoQ、Phraseをはじめとする様々なツールを使用する案件を担当することができました。案件のボリュームも、これまで比較的短納期のものが多かったのですが、今年は1か月を超える案件もいただき、スケジュール管理をしつつじっくり取り組むという経験ができました。全体的に仕事のボリュームが増えたので、手作業や目視によるチェックに限界を感じ、色deチェックやTradosのQAチェッカーなどを活用した見直し体制も整えることができました。案件の内容も多岐に渡りましたが、自分にとって興味があったり得意だと思えたりする分野の案件が、少しずつ増えてきたように思います。トライアルもいくつか受け、お取引先や担当案件の数も増えました。来年も、ひとつひとつの仕事に丁寧に取り組みつつ、自分の方向性をじっくり考えて基礎的なスキルを着実に上げていきたいと思います。皆さまどうぞよいお年をお迎えください。
16Nov
- 情報収集の秋
  秋もすっかり深まり、もうクリスマス飾りがちらほら見受けられますね。今年は穏やかな天気が続いていて嬉しいです。先日は、採れたてのぎんなんを味見する機会にも恵まれました。美味しかった！今回は情報収集について。秋口から忙しかった仕事が一段落し、最近はしばらく前に購入した「産業翻訳パーフェクトガイド」を読んでいます。業界の最新の動向を知れたり、自分が今後やるべきことについてのヒントを得られたりと、とても役立つ一冊でした。ベテラン翻訳者さんが主催するHuman Poweredのセミナーも、先日初めて受講しました。翻訳者の先輩方からの貴重な知見を得られるとともに、良い刺激になりました。JTF翻訳祭もありました。昨年はオンライン開催で、多数のセミナーのアーカイブを時間をかけてほぼ全部視聴しました。今年の対面開催は、諸々の条件が合えばぜひ現地参加したいと願っていたのですが、残念ながら実現しませんでした。来年以降の機会を待ちたいと思います。翻訳ではないですが、英文学を読み合う場にも定期的に出席しています。仕事で扱う文書とはまた違った分野や単語に触れたり、英語圏に根付いた文化や言語習慣を学ぶことができて、気分転換になりつつも、長い目では仕事にも役立ちそうです。日頃、情報収集は各種SNSやアメリアなどのサイトが中心です。もともと社交的なタイプではありませんが、少しずつ、横のつながりも作っていきたいな〜と思います。(このブログもそのひとつかな)。
10Oct
- 翻訳教室－はじめの一歩
  鴻巣友季子さんの『翻訳教室－はじめの一歩』を読了しました。多くの学びがありました。私はまだほんの駆け出しですし、実務翻訳と文芸翻訳にはさまざまな違いもあると思いますが、それでも一番大切なことは同じなのではないでしょうか。言葉や文章ひとつひとつに、丁寧に日々向き合い、魂を込めるように執筆されている方の言葉には重みがあります。ついつい目の前の納期に気を取られがちですが、私もこのような心構えで原文と向き合い、訳文を送り出していきたいと感じました。心に残った部分を引用します。だんだんと「自分だったら‥‥？」という思考を通さなくても理解できるようになる。これが「翻訳の過程で訳者が消える」ということなんです。訳者が見えない「透明な翻訳」というのは受動的（機械的）な翻訳のことではありません。『翻訳教室－はじめの一歩』より何も足さない、何も引かない、みたいな感じでしょうか。でも、そんなことはあり得ないし、幻想です。作りこんだすっぴんメイクみたいなもので、メイクをする以上すっぴんではありえません（笑）。『翻訳教室－はじめの一歩』より10月、11月はありがたいことに結構忙しくなりそうです。急に寒くなりましたが、風邪をひかないように、あと眼も大切にして、全力でお仕事したいと思います！
12Sep
- 作業環境
  仕事用のPCは15.6インチのノートです。スペースの都合上デスクトップは難しく、持ち運びも考えてこのサイズにしましたが、正直なところ、もっと大画面でも良かったと感じています。持ち運ぶこともそんなにないし。OSはWin11。メモリは、いろいろな方のアドバイスを参考に16GBにしました。おかげで何をしていても動作が軽く、作業でストレスを感じることはありません。辞書は、カシオのEX-wordの最上位モデルを使用しています。翻訳学習を始めたころに思い切って購入したもので、大きな買い物でしたが、結果としては大正解でした。主要な辞書がひととおり入っていて、翻訳学習上でも、仕事上でも大変役立っています。オンラインでは、weblioの類語辞典や、少納言のコーパスをよく使います。EBWin4を入れ、翻訳訳語辞典にもお世話になっています。いずれ、海野さんの辞書なども使用していきたいと思っています。ソフトウェアは、Office365を年間契約しています。Trados Studio2022も所有しています。奥が深いソフトですが、使いこなせば使いこなすほどに便利そうです。蛇足ですが、画面色のモードは「ダーク」に設定しています。目に入る光の量が減って、少しでも負担軽減になれば、との期待をしていますが効果のほどは分かりません。
04Sep
- ご挨拶
  在宅にて実務翻訳（英→日）の仕事をしています。2年目になりましたが、まだまだお仕事の量は多くありません。一人前を目指して模索中です。このブログは、文章を書く練習をしつつ、自分の考えをまとめつつ、翻訳者としての受発信の場にもしたいと思います。更新頻度は低めの予定。なるべくポジティブな内容を綴っていきます。千里の道も一歩から。まずは始めてみる。がモットー。よろしくお願いします。