一斉TNRで保護となったこ。


下見は何度もしていたけどこの日初めて会ったこ。
捕獲器持ちながら歩いてたら、甘えて声で寄ってきた。

すりすりしてきて。
挨拶したら、耳カット有りだった。

ずっと私の後をついてきて
餌やりさんに確認したら、餌やりさんがTNRしたこだった。



捕獲場所に捕獲器持って集まったらその子も来た。
餌やりさんが抱っこして、元いた場所に。
道の奥に連れていったけども。


「絶対あのこ、ここに戻って来るよ」って私言ってだけども。
やっぱり元気に走って戻ってきた。



ミーティングも参加。










ヒトを怖がらない

誰にでも抱っこされる。

道を歩く子どもとも駆けっこしてた。


その姿を見て。


「保護しよう」って決めた。

だけど、餌やりさんは反対した。



「みんなのアイドルだから」

「居なくなるのは寂しい」と。





このこの保護だけで1時間近く話してたんじゃないかな?


「保護先の我が家に勿論会いにきていいよ」

「絶対いいお家に繋げるから」

「譲渡後も定期的に近況届けるよ」


「虐待にだって遭ってしまう」

「毒餌撒かれる可能性だってあるんだよ」



そもそもこの現場の少し先では

数年前、生きたまま猫が焼かれた。

餌やりさんたちはみんな分かってる。


「今までは無事でいられたのが、運が良かっただけで、このチャンスを逃したらこのこの為にも良くない」

って伝えた。



餌やりさんはちゃんと頭で分かっていても

「保護」は拒否した。




みんなで説得して、説得して。

他の餌やりさんからも説得してもらって。

「保護」となった。




餌やりさん、最後このこを抱っこして号泣してた。

気持ちはわかる。

お別れは辛い。



大好きで大切に守って、雨の日も雪の日も毎日毎日ここの餌場に通って、大切にお世話をしてくれていること。

猫たちを守ってくれているこに、私だって感謝しています。


でも、餌やりをするのならそもそも猫を懐かせてはいけない。

みんながみんないいひとではないからね。

虐待の標的になる。










夜まで続いた帰りの車内。
みんなヘトヘトだけど、沢山捕獲できて安心できた。


保護となったあのこは
でっかい声で鳴いてた。

「にゃおーーん!」から何故か
「やっばーーーい!!」
「やっぶぁーーいよーー」って。

みんなで自然と笑っちゃったね。

滑舌の良しの
「ヤバいよ」「ヤバいよ」









次の日、午前中。

健康診断へ。


●ウィルスチェック

●生化学検査

●駆虫

●ワクチン

●マイクロチップ装着









とってもいいこ。

どこ触られてもゴロゴロいう。







とにかくデカい。茶トラ男子。

推定5歳以上


体重6.7キロのとにかくでっかいおとこのこ。



先生が

「7キロ近くありますね」

「重いですね」って言った瞬間


またあの鳴き声

「やっぶぁーーいよ!!」

「やっばーいよー」って言い始めた。







その後、待合室にも鳴り響く

「やっぶぁーーい」「やっばーいよー」の声。



出川哲郎か、、、と思わず言いたくなるほど。

「ヤバいよ!ヤバいよ!」



お名前は出川のてっちゃんから

「てちゅろう」と命名。







夜鳴きもある。

だけどなでなでしたら甘えてすごく余裕のあるこ。


夜鳴きはみんなが通る道。

頑張ろうね。




朝起きたら、身体がガチガチだった。

目覚めたらちゃっかり腕枕で寝てたてちゅろう。



本当に保護して良かったと思った。

ここは何も心配することもないよ。


ご飯も、おトイレも。

雨が降る事もない。


みんなを守る為に、たぬきとも闘っていたんだって。

本当に優しいこ。


お外で暮らす仲間のみんなの為にも

譲渡を繋げていかないとって改めて強く思う。










「このこはみんなのアイドル」とか

「みんなの癒しでもある」とか言うヒトいるけど。


一回、野良猫生活してみたらいいと思うよ。




なぜ、与えられた運命に抗う事も出来ず。

厳しい環境のなか。

その日その日を、ただただ懸命に生きている猫達が

自由に生きている人間を、癒さなければいけないのか?



教えてほしい。




人間の癒しの為や

人間の寂しさを埋める為に、猫達が存在しているわけではないのです。



お外の子達が

「今日」を生きる事に何の保証も無い事を

道行く人のほとんどのは、知らないと思います。


でも、毎日毎日ゴハンを運んでくれるエサやりさん達は、彼らのそんな運命を一番よく知っているはずなんです。




お家にお迎えしてあげられる子は、ほんの一握りです。


安心で安全な室内にこそ!!

猫の「自由」と「幸せ」があるのです。


公園や路上には、決して彼らの自由や幸せはありません。



彼らの幸せを阻む権利は、誰にも無いと言う事を

絶対に忘れないで欲しいのです。






猫は、お外でなんて生きていけないよ。

真冬の野良猫を見るだけで、心苦しく

声を掛けるだけで、胸がいっぱいになってしまいます。






てちゅろう。

幸せになろうね!!!



これからうんと幸せが待っているんだ。

幸せになって、次のこの幸せも繋いでいこうね。









絶対に幸せにするよ。

約束しよう。


うんと幸せになろうね。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ファーブル家のブログに登場するこみんな里親募集中です


譲渡には譲渡条件がございます。

お問合せはメッセージ、もしくはインスタのDMから宜しくお願い致します。


みんなみんな幸せになれますように。