以前、ご相談をくれた方から
昨日ご相談のLINE。

「猫が増えてきてTNRしてあげたい」
「子猫もいる」
「捕獲器は借りられたけども、使い方がわからない」

「子猫は里親さんが見つかっている」
「少し遠くに、細い路地の奥にいる」
「どうやって捕獲したらいいのか」



ありがたかった。


現場を見ないとわからないから
用事が終わったら向かうって約束した。


学校の行事も終えて
捕獲器を準備して向かう。




猫たちを探す。

狭い路地、インターフォン鳴らして敷地内に入らせてもらう許可もご近所さんからもらえた。



急いで設置。









ママ猫も入った。










他の猫たちを探した。

そしたら、車の下に猫が寝てた。


「ここにいたんだね」

「なにしてるの?」って声を掛けた。



あれ?って思って

息を止めて確認した。




そのこ、死んでた。

車の下で。






小さいまだ一才にもなっていない。

耳カットのない。おんなのこだと思う。

言葉が出なかった。



車の下だけど、囲いもあるし

関係者以外入れないところ。

建物の中を通らないと猫のところにはいけない。




運良く、そこの建物の関係者の方に会えて

とても親切なお兄さんたち。


このままじゃ可哀想だから

手厚くきちんとしてくれるって言ってくれた。

気持ちはあっても、怖くて出来ないのもあるのに

本当にありがたかった。




あのこは、きっと。

寒くて、具合が悪い中。

暖を求めて車の下に行って、そのまま亡くなったんだと思う。


最期

ひとりあの子はなんて思ったんだろう。



「誰か助けて」

「ごめんなさい」って言ってたのかなと思うと

胸が苦しくなった。



他のこたちもTNRしないと

今日確認出来たこは絶対、捕獲しないとって思った。





子猫の場所は確認できた。

最初に捕獲器設置したところは、塀が高くて子猫は這い上がれないから移動した。




夜の、一斉TNRの餌やりさんとの約束の時間も来てたから。

捕獲器だけ、設置に進んで。

あとはご相談者にお願いした。


この奥。

倉庫?みたいな屋根なら子猫2匹いたから。

ここに設置。









夜、連絡が届く。

2匹捕獲できたって。


よかった。すぐに行動して。




夜の一斉TNR現場の帰り道。

「他の場所にもキジ親子がいるからお願いしたい」って言われて、帰り道ナビを確認して探しに行った。





会えなかった。



お風呂に入ってたら、そっちの現場の方から連絡がきた。




「先程はありがとうございます」

「商店街のキジトラ親子の話をしましたが、子猫の方はこの前の日曜日、交通事故で亡くなったそうです。先程餌やりさんから連絡ありました。間に合わなかった。」



って。



昨日、2匹のこたちが死んだのを知った日。



なんでこんなに一生懸命生きているこたちが

苦しんで亡くなっていくんだろう。


みんな無念だったと思う。

痛くて苦しかったと思う。



お外で生きているこたちは本当に過酷。


「顔に大きな傷のある、堂々とした猫がカッコいい」

とか言うヒトもいるけど。


本当にそうなの?

野良猫がお外で生まれ、死ぬまでを想像してみてください。





こんな不幸な命を減らす為にも

だからこそ、TNRが必要なんだ。


亡くなったこたちの分まで

一生懸命TNRをしたい。


悲しい日が少しでも減るように。

TNRの重要性をわかってもらえるように。