金曜日の夜に、里親さんから連絡。

「どこに連絡しても断られてしまっている」
「どこか診てくれる病院はないですか?」
って23時半。



衰弱し横たわったカラスの写真が届く。

「生きてる?」って聞くと
「首だけはこっちむけます」

って。














遠い。
夜も遅いし、うちも具合悪い子がいて動けず。


悩みに悩んで
「この人なら力になってくれるはず」
ってお方に電話する。

夜中なのに疲れた声もせず
いつもの優しい声。

「はいはい。全然余裕で動けます」
「場所さえわかればすぐ向かいます」
って言ってくれた。
ありがたかった。




すぐに「この先生なら助けてくれる」って先生に電話した。
「カラスが衰弱して動けない」
「でも、首をこっちに向けるって」
「きっとあのこは生きたいんだと思う」

「助けてって一生懸命、動かない身体なのに首をこっちに向けるんだと思う」

「助けてほしい」
って私。




もう0時。
先生もクタクタだと思う。

だけど
「そうだよね、きっと生きたいんだね」
「力になれるかわからないけど、連れてきてくれるなら診るよ」って言ってくれた。





そして、お友達が自転車を一生懸命こいで現場に行ってくれた。
里親さんも、キャリーや保温グッズ持ってずっと一緒にいてくれた。



夜中1時半近く。
病院に連れて行ってもらえた。











立てない。
羽根が落ちてる。



「野鳥を助けるのは良くない」
っていうのは知ってるよ。

鳥を保護するたびに
「自然のままで生きているのに、偽善の為に助けられたこのこは不幸」って言葉も届く。







何言われたっていいけど。

だけどさ。

目の前で!!
今にも命の灯火が弱っている姿を見たら
「助けたい」「助ける」と思うのは、ヒトとして当然なことだと私は思います。



良いか悪いかは別の問題として。
「今」目の前の「命」を救いたいというのは当然のことだと私は思います。





みんなが助けたい命。






繋がれ!!!












みんなが出来るそれぞれのことをして。

そして繋がった。



お見舞いに行くたびに元気になっている。
先生からの勧めで、本日午後セカンドオピニオンへ。

鳥を診るのはすごく難しい。
セカオピを勧めてくれること、本当にありがたかった。













横たわっているこ。

入院中、お世話をずっと担当してくれる看護師さんがお名前をつけてくれたんだ。

「すなお」ちゃん。
ご飯もお水も補助がいる。

支えると素直にちゃんと食べてくれるから
飲んでくれるから「素直」
すなおちゃん。






セカオピ。触診と動きで
「放鳥は厳しいかもですね」って。
「野鳥は飼育は出来ないけども、怪我をして治療中は保護できます」って先生。

レントゲン見ますねって次はレントゲン。




そしたら折れてなかった!!







待ち時間も沢山あったけども。
レントゲン終えたらすなおちゃん
真っ直ぐしゃがんでられていた!!!



どこも折れていない。
さっきは出来なかった体制も、少しずつ出来たりする。


毒物でも食べたのかもって。
毒物だったら、絶対に許されないことだよね。
なら、余計にヒトが助けないといけないこだって思う。






先生が優しく笑って
「自然に返すことができるかもね」

「しばらくケアや飛ぶ練習が必要だけど」
「また飛べるようになるかも知れない」って!!!!













すなおちゃん。

また飛べる!!!
また飛べるようになる!!!

きっとまた大空飛べる!!!






かっこいい飛んだ姿魅せてよね!!
関わってくれたみんなが願っているよ。

また大空飛べますように!!!