TOHOシネマズすすきの のScreen 9(轟音シアター)にて鑑賞。

観客は自分含め30人くらい。

公開日ということで結構混んでました。

 

轟音シアターで観るのは今回が初めてです。

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↑なぜ横浜タイヤがここに…?

 

正直言うと最初はそんなに期待していなくて。

画面が特段大きくなるわけでもなく、チャンネル数が増えるというわけでもないので、「音響だけIMAXだけどそれ以外は普通のスクリーンは変わらなさそう口笛」と思っていました。

 

しかし、本編が始まるとビックリ。

「空気を震わせるほどの音量!」的な話がPVでは流れていたのですが、本当にその通りで。

スピーカーが壊れないか不安になるくらい爆音で映画が流れ始めるのです。

低音も普段の3倍くらい効いていて、耳が痛くなるかならないかくらいのレベル。

 

いや~これは予想以上に良かった。

特に、ゴジラ作品をチョイスしたのは我ながらナイス判断でした。

 

 

 ゴジラxコング 新たなる帝国(Godzilla × Kong: The New Empire)

引用元:

https://www.facebook.com/toho.movie/photos?locale=ja_JP

公開日:2024年4月26日

ジャンル:アクション/SF

上映時間:115分

 

Welcome to my world

 Won't you come on in~

 

  あらすじ(観た感じの)

前作から故郷である地下空洞で暮らすことになったコング。

しかし、そこにはまだまだ未知の世界が広がっていた。

自分の家族を探すコングは、ついに同種?と思われる巨大ゴリラたちと出会うのだが…

 

一方、地上世界で暮らすゴジラは相変わらず怪獣狩りに勤しんでいた。

しかし、なにやらゴジラの様子がおかしい―

 

  感想

正直これは面白くなかったです。

☆1/5くらい。

 

ストーリーや登場人物に全く惹かれる要素がなかったかなと。

ただいろんな怪獣が戦い合うだけみたいな感じで。

ストーリーに捻りも深みも感じられず。

人間パートはどうでもよかったし、そもそも怪獣プロレスの踏み台でしかなかったという…

引用元:

https://www.facebook.com/GodzillaXKong/photos_by

 

名前だけで言うと「大怪獣バトル」的なね。

しかもそのバトルが単調すぎていて見飽きてしまいました。

勝敗も分かりきってる展開だし。

そもそも怪獣たちがインフレしすぎというか、彼らが登場する時の緊張感恐怖感がさっぱり感じられません。

シリーズ一作目「GODZILLA ゴジラ」(2014)は結構好きだったのにな。

 

もともと、前作辺りからコメディのような展開になってるのでしょうがないんだけどね。

ハリウッド版はしばらくこの路線で行くのかな…

 

  サイズ感が麻痺してしまった

本作では、前作で見つかった地下空洞での場面が尺のほとんどを占めています。

前作「ゴジラvsコング」(2021)までなら、大都市みたいな人工物がある環境で怪獣たちがバトってたと思うのです。

しかし、本作では人工物なしの木々しか生えていないだだっ広い空間での戦闘となっているので、彼らのデカさ具合に目が慣れてしまったんですよね。

この点が自分の感じた「新鮮さが損なわれてしまっているニコニコ」という感想につながっているのかもしれない。

 

まぁ終盤では、運悪くリオデジャネイロブラジルがバトルフィールドになってましたけどね。

そのころには「もう人間なんて知らねーw」的な雰囲気で、ビルやタワーはただの積み木と化していました。

どれだけの人が死んだんだろう。(テキトー)

 

  コングがすごい人間くさい

多分本作の主人公はコングなのではないかと思いましたね。

自分の家族を取り戻すお話と捉えられるほど、コングについてしっかり描かれています。

 

敵に対してある程度情けをかけるシーンがあったり、「ロード・オブ・ザ・リング」のゴラムみたいなムーブをみせる子供ゴリラに食べ物を分けてあげるなど、イケメンすぎるコング。

登場する人間たちなんかよりもよっぽど感情移入できるし、人間らしさまで感じました。

 

特にエジプトのシーン!

ブチギレで迫ってくるゴジラに対して、「協力しようや」と冷静なコングとの温度差ですよ。

ここはクスッとなっちゃいました。(^ ^)

 

ただ、個人的に「怪獣とコミュニケーションをする展開」というのはあまり好きじゃない。

彼らが何をするのか分からないからこそ、観ていて面白いというか。

そういう意味では、前作にもあったコングのモーニングルーティン要素虫歯ネタも、怪獣らしさ(勝手に定義しちゃってるけど)を消しちゃってるなぁと・・・

 

  なんだかんだ共闘は胸アツ

予告編でもあったように本作ではゴジラとコングが一緒になって戦います。

引用元:

https://www.facebook.com/GodzillaXKong/photos_by

これは前作でもありましたよね。メカゴジラ戦で。

展開的にこちらが劣勢になったところで、救世主登場というのはやっぱり胸が熱くなります。

そういうとこは「上手いなぁ爆  笑」と。←自分が単純なだけ

 

しかも、今回は二体だけでなくもう一体も参戦。

「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」(2019)ではそんなに活躍していた印象がなかったので、今回また姿を見られてよかったですね。

 


 

まぁ、作品としては観に行くほどではなかったけど、轟音シアターの魅力を知ることができたという点では、いい仕事をしたと思いますね。(なんか偉そう)

やっぱり怪獣が走り回り殴り合う映画なので、ズンズンと低音がよく響きます。

そもそもアクション系の映画しかこのシアターでは上映しないのかもしれないですが、その中でも本作は特に音響へ力を入れていることに間違いはないかと。

 

映画館で観るべきだけど、実際観るとあんまり楽しめない。

よくわからない映画でした。