ユナイテッドシネマ札幌の11番スクリーン
(IMAX)にて鑑賞。
観客は100人くらい。
人がかなり入ってました。
ベストセラーSF小説の実写化。
地球滅亡の危機を救うため、
学校の科学の先生が宇宙へ向かう―。
という話です。
こういう宇宙モノの大作は最近珍しいですよね。
やっぱり広大な宇宙空間を冒険する作品には、なにかロマンを感じます。
そういえば似たような内容の映画に、
リドリースコット監督の『オデッセイ』(2015)がありました。
これも科学の知識を駆使してサバイバルするという内容。
↑偶然にもちょうど10年前に観てる…
結構面白かったので、本作にも大きな期待があります。
世界が力を合わせて、人間のチエの力で、
無限に広がる最後のフロンティアへ…。
プロジェクト・ヘイル・メアリー( Project Hail Mary )
引用元:
公開日:2026年3月20日
上映時間:156分
ジャンル:SF/アドベンチャー
「 驚き 驚き 驚き」
あらすじ
宇宙船の中でたった一人目を覚ました男。
混乱の中で思い出したのは、自らに科せられた重大なミッション。
それは死にかけの太陽を治し、氷河期化する地球を救うというものだった。
"未知との出会い"を経て、イチかバチかの任務が始まる―。
感想
すごく残酷だけど、とても心温まる作品。
地球での物語と宇宙での物語には反面性があって、
「やっぱり、地球が1番!」という内容でない点が印象的でした。
評価:★★★☆☆
(3.5/5くらい)
映画館、特にIMAXで観て良かったです。
地球パートと宇宙パートで画面サイズに変化があって、
画面が一気に広がる宇宙空間の映像には没入感がありました。
引用元:
ただ、一番の迫力シーンであろう、
映像全体が鮮やかな赤い光で輝く場面は、
美しかったけど、さっぱり意味が分からなかったというね。
引用元:
そして作中にはクスッと笑えるような描写が多々あって、
劇場は和やかな雰囲気でいっぱいでした。
内容は深刻なストーリーだけど、映画自体は楽しく観られる作品です。
謎の生命体ロッキー
なんといっても、
謎の生命体"ロッキー"というキャラクターが魅力的。
岩のようなコロコロした見た目が愛らしいし、
喋り方も子供っぽくてかわいい。
もはや第2の主人公といってもいいくらい存在感が抜群でした。
引用元:
彼もまた、故郷を救うため宇宙探査に出ていたということで。
グレースのように科学の専門というわけではないようですが、
モノづくりの面ではまさにエキスパート。
立派な宇宙船を動かしていたのでした。
故郷を救うため危険なミッションに挑む、
グレースとロッキー。
これは二人のヒーローの物語だったというわけですな。
ここら辺の友情が大きな見どころでした。
散々な地球パート
太陽が謎の病によって死にかけ、
それによって地球に氷河期が訪れ、
作物は育たなくなり、世界中で飢餓が発生する。
設定だけみれば、
そんな最悪を回避するため、
「全人類が力を合わせて地球を救うッ」的な話だと思えます。
たしかにそもそもの目的はソコなんですけど、
劇中では地球での出来事がフラッシュバック方式となっていて、
「なぜグレースが宇宙に来ることになったのか」という点について最後まで明らかにされないんですよね。
その明かされるタイミングというのも本当にエンディング間近。
その上、あまりにひどすぎる経緯というのもありまして、
とてつもなく歯切れの悪い地球でのお話だったわけです。![]()
だからこそ宇宙での物語との対比が際立っていました。
最初は遠く感じたロッキーという生物も、
なんだか地球の人間よりも親近感が湧いていくのです。
この変化というのがとても印象的でした。
地元に帰りたくねぇ…
"ヘイル・メアリー計画"
の中心人物であるエヴァ。
最初はトゲがある人物だったけれど、
次第に主人公とも打ち解け合っていきました。
「これはもしかして…」と思わせてからの最後の切り札ですよ。
結局駒としてしか見ていなかったのか。
それとも私情より地球を救うことを優先したのか。
ここは明確な描写がなかったと思いますが、
とにかく「切り捨てる」ということ自体には慣れていそうな人物。
この役を演じたのはザンドラ・ヒュラー。
引用元:
『落下の解剖学』(2023)や
『関心領域』(2023)など、
ここ数年のハリウッドでの活躍が目覚ましい女優です。
今年も、
今作に加えて『DIGGER/ディガー』(2026)に出演しているそうですから、まさにひっぱりだこという感じですね。
結構どぎついキャラクター。
でも、個人的にはお気に入りでした。
予想を裏切るエンディング
一方で、最後の方は少し飽きていたというのが正直なところ。
上映時間が2時間半というのもありますが、
特に後半の二転三転模様にはゲンナリ。
「え、まだ続くの? (゜_゜)」と思ってしまいました。
というのは、上記にもある通り、
「太陽を蝕む原因を突き止め、その解決策を地球へ持ち帰る」
という結末で終わると最初は思っていたからです。
最終的にはその通りになっているんだけれども…。
タウ星での採取シーンではかなり盛り上がっていただけに、
そこが一区切りと感じてしまいました。
しかし、映画はまだ終わりません。
まさかの蘇生の展開があったり、
友を救うための引き返しがあったり、
地球での衝撃の事実が明かされたりと、
エンディングまで色々とコトは起こります。
結局のところ、私が終わると思っていた時点は2時間ちょっとで、
本編はまだ30~40分くらい残っていたというわけです。
まぁ、自分の勝手な予想がハズレたというだけの話です。
裏を返せば、それだけ普通の地球滅亡系映画ではないということかも。
ただ、個人的には、
「あのまま帰還→上司とくっつく」という
もう一つのハッピーエンドも見たかった。
そこに行きたくないと嫌がる人。
それでも送ってしまえばこっちのもの。
「人は環境で変わる」とはよく言うけれど。
時に"ヘイル・メアリー"というのは残酷でもある。







