ユナイテッドシネマ札幌の9番スクリーンで鑑賞。
ここはスクリーンが左寄りになっているので、座席は中央より1個左にずらしたほうがいい。
本作は12日の第95回アカデミー賞で大暴れしたみたい。
平日の昼間ではあったものの、結構席が埋まっていました。
エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(Everything Everywhere All at Once)
公開日:2023年3月3日
ジャンル:SF/アドベンチャー
上映時間:140分
感想
予告編などからアクション映画というのは分かっていたのですが、意外と感動的?な話でした。
アクション、アート、ドラマなどの要素を全部一つの作品にまとめたような感じです。
いろんな味のするガムみたいな。
正直ちょっと面白かったです。
面白いわけではなかった。
(ちょっと面白い<面白い<超面白い<神)←適当すぎるだろ…
理由は、映画のストーリーがイマイチ掴めなかったからです。
といっても、内容は予告編の通りで「娘を救うために別宇宙の自分からパワーをコピーして戦う」というもの。
ただ、その別宇宙関係や娘の目的など、細かい所が意味不明でした。
説明はあったはずなんだけど、ちょっと難しかった。
また、映画自体のスケールが意外と小さかったのもあります。
マルチバースはとてつもなく大きくて、ユーモアあふれる世界がたくさんありました。
でも、その世界を観光したりはしません。能力を持ってくるだけです。
なので映画の舞台はオフィスとコインランドリーくらいだったと思います。
ここが、個人的に「俺が観たかったのはこれ…なのか…?」と思ったところ。
でも、この身近さこそがイイのかもしれない。
キャスト陣と映像はお見事でした。
様々な世界の主人公(エヴリン)を演じたミシェル・ヨーはまさにハマリ役。
「この人だったからこそ、この映画は誕生したんだな」としみじみ思いましたよ。
引用元:https://www.facebook.com/everythingeverywheremovie/photos/?ref=page_internal
↑上手くいかない家族や大変なコインランドリー経営に揉まれながらも、精一杯生きています。
夫役のキー・ホイ・クァンも勿論良かった。
いつも元気で、献身的に妻を支えています。
頼りないところがあるのがかわいい。
また、マルチバースという誰も観たこともないような奇想天外な世界との行き来。
うまいこと映像を組み合わせ、観客も一緒に世界へ引き込むんです。
まさに人類未体験といった感じでしょうか。ちょっと「エヴァ」っぽかったけど…
なんとなく「本当にこんな世界があるんじゃないか?(*´ω`)」と思わせるくらいストレートに伝わってきたのです。
画面サイズをちょくちょく変えるのもいい仕事をしていたと思います。
ちなみに一番好きな世界は「石ころの世界」です。
会話の仕方が独特で良かった~。