私が英語の発音改善に使用しているアプリ、ELSA Speak。
発音練習のパートで、まだ取り組んでいないバートをどんどんこなそうとしているのですが、最近は"Dropping"を練習することが多いです。
"Dropping"とは、例えば、
sandwich /sændwitʃ/
の間にある/d/の音が落とされて、
/sænwitʃ/
と発音される、というように音が脱落することです。
もちろん、今までにも"Dropping"について学んだり実際に練習してみたりしたことはあります。
しかし、今回、ELSA Speakで練習をしていて、思ったことがあるのでここに書きたいと思います。
それは、このような例文を練習したときに感じました。
I just found out I pass(ed)‿ my tes(t)s!
ここでは、 passedのedの部分(発音は/t/)が脱落。そして、testsのt(発音も/t/)が脱落。
passedは/pæs/
testsは/tɛss/
と発音するというのです。
私が思ったのは、
ここで示されたように発音をすると、
〇 passedを現在形と同じように発音したら、時制が混ざってしまって混乱するのではないか?
→文脈から判断しよう!ということなのかな。
それから、「ネイティブも文法間違えるし、気にしないでいいのよ!」というスピーキングのアドバイスがあったりするけれど、実は、文法を間違えているのではなくて、このように脱落してただ言っていないだけ(厳密には文法を間違えているわけではない)なのかもしれない。
〇 testsを指示されたように発音したら、「テスト」という単語とは全く違うものを示していると(tessという何か別の単語を言っている?と)勘違いしてしまうのではないか?
→これも文脈で判断して!ということなのかな?
2つとも、特に、この英語を聞いたときに自分が「?」となりそうな気がしました。
さらに、自分で言う練習をするときには、慣れている発音(脱落無し)でつい言ってしまいます。
もちろん、脱落無しで言っても相手には通じるので、無理をして脱落をさせる必要はありません。
脱落は、そもそも、英語を速く、スムーズに、話しやすくするために、自然にしていることなので、こうしてELSA Speakで「練習」をすることに、私は若干の違和感を感じました。
こうしてじっくり取り組んでみると、発音しにくいとも感じました。
(高いスコアをすぐに出せなかったりして、何度も言い直す…というものが多々ありました。)
まだまだ、英語の発音&スピーキングに関する世界は奥が深いようです