早いものであっという間に2月です。
”Happy New Year!”を言ってから1ヶ月経ちました。
アメリカでは、Lunar New Yearということで、最近は”Happy Lunar New Year!”という言葉を目にする機会も何度かありました。
ところで、”Happy New Year”のyearを英語で正しく言えていない日本人が結構いるようです。
おそらく私もその中の1人です。
その事実を知るまで、私は自分がyearを言えていないかもしれないなんて思いもせず、”Happy New ‘Ear’!”と自信満々に言っていたと思います。
yearの発音がearになりがちだと知って、意識するようにはなったものの、実際の会話などできちんと言えているのか、正直、いつもビクビクしながらyearを発音しています。
多くの人は、多分私が間違えてearと発音していても、会話の流れや文脈で私がyearと言おうとしていると察して流してくれていると思います。
しかし、子どもは素直でした…
娘のクラスメートに”Happy New Year!”(のつもり)と言ったのですが、その子は、”Happy New Ear!?”と驚いた様子で私を見たのです。
ああ、やっぱりyearがearになっているのね…と感じた瞬間でした。
その出来事もあり、やはり誤魔化していてはダメだ…と、正しく言えるように練習しようと決意しました。
正しく言えているかどうかは、私の英語学習に欠かせないアプリELSA Speakで確認します。
早速何回か”year”と言ってみたのですが、やはり、初めのyの音/j/が言えていないようです。
yearに限らずですが、その単語の中で正しく言えていない音がどれかわかったら、その音について以下のようなことを確認します。
それぞれの音に関して、口内の状態や唇の様子や口の開き具合など、発音のポイントは、ネットや本、YouTubeなどで情報を簡単に得ることができます。
(私はYouTubeの”Rachel’s English”というチャンネルを参考にすることが多いです。)
また、「母音図」と呼ばれる図を頭に思い描いてみたりもします。
(ネットで「母音図」で検索すると出てきます)
yearの/j/はearの/ɪ/よりも高い位置で出される音だとわかれば、earと言ってみてそれよりも舌の位置を上げたところで/j/の音を出してみます。
自分が正しく出せる音と比較して、苦手な音はそれより高い位置に舌を置くのか低い位置に置くのか、唇はそれよりも丸めるのか、など考えてやってみると正しい音に近づく助けになっている気がします。
さて、/j/の発音ですが、私の場合、
earの/ɪ/よりも高い位置で出す
口は軽く開く、唇はリラックス
舌の先を軽く下の歯の後ろに当てる
舌の真ん中あたりを上あごに当てるようにグッと持ち上げる
(でも、力を入れて押し当てすぎない→ほそくできた隙間を通って空気が流れるので、力一杯押し当てて完全に塞いでしまわないように)
*上あごに触れないように舌を持ち上げようと意識すると、舌が思っているより上がっておらず、私の場合、結果的に/ɪ/の音に近くなってしまうように感じます。
自分では、上あごに押し当てているくらいの感覚でやるほうがちょうどいいようです。
そのまま「イ」と言いながら、持ち上げた舌を少しだけ前にスライドさせる
(ほんの気持ち前に出すつもりで。あまりやりすぎると他の音が混ざってしまう)
というところを意識してやってみると正しい音になりやすいです。
「なりやすい」と書きましたが、まだ、100%失敗なし!と言いきれるところまでは到達していないのが現状です。
でも、以前よりはずっと成功率が上がりました。
次のお正月には、”Happy New Year!”と自信を持って正しく言うことができるはず
もちろん、それ以外でもyearを使う場面は多くあるので、いつでも正しく言えるように、今回自分なりに習得したポイントを確認したり修正したりしながら、練習を続けたいと思います