この前、本棚に残っていた英語の本を見ていて、
昔のことを思い出しました。
息子がまだ小さかった頃、家族で旅行に行ったときのことです。
近くに外国人の家族がいて、
子ども同士がなんとなくお互いを見ていました。
私はそれを見ながら、
「こういうとき、ちょっと英語で話せたらいいのにな」
と思ったのを覚えています。
別に、難しい話をしたかったわけではありません。
少し挨拶したり、子どものことを話したり。
それくらいできたらいいな、と思っただけでした。
でも旅行から帰って何日かして、
私は本屋の英語コーナーにいました。
たしか、買い物のついでだったと思います。
息子は少し離れた児童書のところにいて、
私は英語の棚で何冊か本を見ていました。
「中学英語からやり直す」みたいな本。
「大人のための英会話」みたいな本。
中を開いて、
これなら私でもできるかな、と見比べていました。
そのときは、ごく普通のことだと思っていました。
英語を話したいんだから、まず勉強しないと。
たぶん、そんなふうに思っていたと思います。
一冊買って帰って、最初の頃は夜に開いていました。
家のことが終わってから、少しだけ。
でも、いつの間にか開かなくなりました。
そして今、その頃の英語の本が本棚の下の方に残っています。
この前、その本を見ながら、
ちょっと変なことに気づきました。
あの旅行で私が思ったのは、
「毎日ちゃんと英語を勉強できるようになりたい」
ではなかったんですよね。
ただ、
「ちょっと話せたらいいな」
だった。
なのに私は、帰ってきたら英語の本を探していました。
そして続かなくなると、
「また続かなかった」
と思っていました。
今は本じゃなくて、アプリやYouTubeを見ています。
でも、やっていることはあまり変わっていないのかもしれません。
英語を話してみたいと思うことと、
ちゃんと英語の勉強を続けられること。
ずっと、この二つを同じように考えていたのかな。
まだ自分でも、よく分かりません。