告白 | emixbubuのブログ

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ずっと心にひっかっかっていることを書いてみる気になった。

学生時代の男性の友人のことだ。


ところでそれを書く前に・・・きっとこのことがきっかけで書く気になったのだということが2点あるのでそれを記しておきたい。


今朝赤ちゃんを産む夢を見た。


これが一点目。

不思議な気持ちだった。あまり味わったことのないような不思議なけだるさ。険悪な空気。動かない体。

今のダンナの子供ではなかった。なんだか田舎で時代も今ではない感じだった。

とても幸せとは言えない雰囲気で、切なさが形になったような光景だった。

起きてからもしばらくは硬直していた。夢が言いたかったことはなんなんだろう?

結局一日中この夢からは解放されなかった。もしかしたら忘れてしまいたくない夢なのかもしれない。


そんな中で今日は本を読む時間がけっこうあった。

二冊読んだ。一冊は「阪急電車」 もう一冊は「裸で生きる」っていう私より若い女性企業家の本だ。

この人の力はすごい! 読んでいて自分との力の違いに愕然とするほどだ。こんな人もいるんだ・・・って強い影響をもらった気がする。

なんでもやってみなくちゃ、私の努力なんて米粒にも満たないなって・・今までの人生を反省する気になり、夜中に学生時代の男性の友人のことを書く気になった。


私の反省と後悔と勉強したことと、今もまだ心に引っ掛かりを持っているということを記しておきたくなったのだ。

なんのために? 実はよくわからない。何度か思い出すたびに、このまま風化させてしまっていいものか?と悩んだりはしたが、現実の忙しさを理由に何か行動することは一切しなかった。

けど気になっている。今もずっと。



彼(N君)は大学の頃の仲間だ。

何人かの仲良しグループでいつも一緒に行動していた内の一人だった。

彼にはグループができたころからの鉄壁の彼女がいた。

もちろん彼女は私の友人でもある。

おとなしい家庭的な女性で、彼が口説き落とすまでなかなかの人気を博していた。


私にはずっと好きだった人がグループ内にいた。そして辛い恋をしていた。

彼にはバイト先に付き合っている彼女がいたのだ。

しかしその子と彼が出会うより先に私とは恋人でもないのに流された関係があった。

私は恋人にはなれなかった。だが彼は私を大学では傍に置いていてくれた。

彼女には言えない関係だった。私は知っているが彼女は知らないことだった。

そしてそれはグループの仲間にも公然のことになっていた。


辛い恋だったが、そんな状態も2年も続いていたのでだいぶ割り切れるようになっていた頃のことだ。

彼でなく友人だったN君とのことだ。

ある日、いつものように一緒に大学から帰っていた。彼は大阪の南の方の人なのでいつも京橋で別れるのだが、その日は話も弾んでいて2人だったこともあって、梅田まで送ると言い出した。

私も楽しかったし、話は弾んだまま大阪駅に到着した。

駅の改札付近まで来ると彼が私を一番端のホームに誘った。


JR大阪駅はいくつもホームが並んでいる巨大な駅だ。

その一番端のホームに用事があると言い出した。

意味がわからないままついていった。ホームにはまったく人気がなかった。

もう階段を上りきる・・というところで先導していたN君が急に振り返ってキスしてきた。


本当にびっくりした!

さっきまでむちゃくちゃ仲のいい恋愛とは無縁の友人だ。

頭が真っ白になった。鉄壁の彼女のことがまず頭に浮かんだ。

彼は私を抱きしめながら少し震えていた。


その日はそれ以上会話することもなく、とにかく亡霊のようになって帰ったことは覚えている。


後日N君は、私が大好きな人を忘れてN君を選ぶなら俺は彼女と別れると言った。


私にはそれはできない相談だった。

それでもN君は私にその後もずっとやさしかった。

今にして思えば、どれが本当のやさしさかなんてとても難しいことだと思う。

その当時の私はわかりやすいやさしさには弱かった。大好きな人が私にはつとても冷たかったからだ。

冷たい人と2年も納得できない関係を過ごしていて心底疲れていた。

私はそんなときに差しのべられたやさしい手を振りほどく勇気がなかった。


N君とのなんだかわからない関係はそれから2か月ほど続いた。

その間に私はN君から女性としての自信を取り戻させてもらった。

干からびてしまっていた乾いた心にやさしくてあったかい言葉や行為は届けられた。

正直N君がいなかったらもっと早くにギブアップしていただろう。おかしくなっていたかもしれない。そんな精神状態だった。

N君は私が先にどちらかを選択することを求めた。確かな手ごたえがないと彼女に事実は伝えられないというわけだ。なんてずるいやつだとも思った。


私の意思は変わらず、元の友人関係に戻ることを選択した。

N君は彼女には言わないままだった。私も誰に言うこともなく二人の秘密になっていった。


・・・何年も経った。8年後くらいの話かな。

私は今の夫と結婚した。長女と次女を産んだ。

N君はその当時の彼女と結婚して同じように女の子を二人もうけていた。

私とN君は無事に友人に戻り、問題もなかった。・・・たまに求められるようなこともあったが、うまくかわしてちゃんと友情もあった。友情の方がちゃんと二人の間で大きかった。二人の間で友情に変えられるものはもはやなかったのだ。


N君からも奥さんとなっていた彼女からも連絡が入った。

N君が浮気したのだ。


N君は離婚するつもりだった。あからさまな浮気だった。

彼は私のところを訪ねてきて浮気相手の彼女と会ってくれと言ってきた。

私は彼女との未来を祝福してほしいということだと理解した。

私の夫も同じ大学仲間なので夫は会いに行っていた。

私は断固として会わなかった。


なぜなら会う理由がなかったからだ。

私は子育てまっただ中で、すっかりお母さん思考になっていた。小さな子供が二人もいて浮気なんて離婚なんて絶対認められなかった。現実の大変さと、友人である奥さんのこれからを思うととても賛同することはできなかった。

何度会いに来られても私は動かなかった。

何度電話かかってきてもたいして話すら聞かなかった。


そんな時期がしばらく続いて・・・いよいよN君夫妻がこれからのことを決めるという時、大学の仲間たちが集まって会合を開いて彼らの案件を取り上げることになったのだ。

これは当事者のN君夫妻からの申し出でもあった。みんなに相談したいということだ。

それなら・・と私たちの家を集まる場所に提供した。


当事者二人を含めみんなうちに集まった。

みんなで話し合った。

そんな中、N君が言ったのだ。

「俺の気持ちはみんなにはわかってない。わかってほしい」彼ははっきり私を見て言った。

オブラートに包んだ言い方をしたのか、ああしか言えなかったのかはわからないが、その後彼が自分の気持ちを赤裸々に語るのを私は自分の子をあやしながら冷たい目線で聞いていた。

彼にはずっと奥さんに学生時代から不満があったのだ。

それも具体的なものではない。彼女の元来持っている性格やなんかのことで、はたからみれば問題すら見えないようなものの部分だ。

うまく説明できないが、彼女の何かに不満があるというよりは、彼女がN君を理解していないというところに問題はあった。理解しているようで心の奥底の振動のような・・一番根っこにあたるような部分に同じ振動を感じることができないということがあったと思う。

しかしそれは他人が見てもわからないようなものなので、彼も学生時代からずっと心の片隅にあったはあったが表に出さず男としての役割と責任を果たそうとし続けたのだろう。それが最悪な時期になりとうとう我慢できなくなったのだ。


N君はきっと大学の時、私に助けてほしかったんだと思う。

だから友人の私に手を出したんだ。私なら救ってくれると思っていたんだ。

今ならわかる。彼が私に何を求めていたか、今ならわかるのに・・・・涙が出てくるよ。

彼は助けてほしかったんだ。私に壊してほしかったんだ。なのに結婚して二人も子供ができてしまってから、彼は爆発してしまった。

私は気付いてあげることができなかった。


会合の時、N君が帰り際に私だけ呼んで言った。

「お前なら俺の気持ちわかるやろ?」

腕をつかまれて言われた彼の叫びも私は取り合わなかった。

母になった私に彼の言葉は届かなかった。

けど彼だって誰かの子供なのに!!!


私にお母さんを求めたかもしれないのに。


しばらくして彼は私たちの前から消えた。

家庭内別居をしていたらしいが、その後のことはまったくわからない。

奥さんの方からの連絡も途絶えたからだ。

そして私は3人目を妊娠し、きっと一生で一番忙しかった時期に突入し、日々に振り回されN君のことも奥さんのことも忘れていった。


さらに何年も過ぎて、昨年の夏のことだ。

あの会合以来になるかもしれない。何人かで集まることになった。呼びかけたのは私ともう一人だ。

私の夫も加わって4人が集まった。

その席でN君のことが話に出た。

連絡先もわからないので連絡のしようがないと思っていたら、メンバーの一人が彼の実家の電話番号を記憶していたのだ。

暗記だ。あの当時は携帯電話もなかったから、友人の電話番号は全部暗記していた。

今は考えられない話だ。

N君は結婚して実家に同居していたので、もしかしたらまだいるのかもな~ということになり、実家に電話してみることになった。

一番仲よかった番号を暗記していた男性の友人が電話をその場でかけてみた。


お母さんが出た。

男性の友人が名前を言うと、ちゃんと覚えておられた。

電話を切った後どうだったか聞くと、まだ帰っていないけど電話あったことは伝えておくということだった。

みんな集まっているからと伝えてほしいとも言っておいたようだ。

電話した友人の話ではお母さんはずいぶん老けられて快活さがなくなったようだったということだった。

彼は夫婦がどうなったかはとても聞けなかった。


あれからもう半年経つ。

N君からは連絡はない。


今のN君がどうしているかはわからない。

N君の現状もわからなければ、心の中もまったく見当もつかない。

私はどうしてわかってあげなかったんだろう。。。。

彼のためと思って言った言葉もまったく彼のためにはならなかった。

それどころか、きっとひどく彼を傷つけた。

もちろん社会的に見て彼の行動は賛同できないし、母として見れば愚かで自分勝手だとは今も思う。

でも彼は私に友人として助けを求めていたのに。

社会としてどうかをわざわざ私のところに訪ねてきてまで聞きに来たのではないよね。

私に自分の気持ちをわかったほしかっただけなのに。

こんな馬鹿な結末になってしまったけど、自分には相当の根拠も言いたいこともあるって言いたかっただけなのに。

私は裁いてしまった。。。

友人として見なければいけなかったことなのに、私は上から見て彼に有罪を言い渡した。

友人失格だ。


未熟でわかっていなかった私は取り返しのつかないことをしてしまったんだと思う。

本当にごめんなさい。


今更どうしていいかも検討もつかず・・また長い年月が過ぎていくんだろうか。


今朝赤ちゃんを産んだ夢を見たせいか。

あの切なすぎる出産とほんの少し気持ちがだぶる。

8畳のなんにもない和室に布団が一式だけ敷いてあって、私が寝ている。

赤ちゃんはいない。産んだのにいない。大好きな人の子を産んだのにいなくて声もなぜかまったく発することができないようだった。私は切なさでなくなってしまうような快感を味わっていた。

うまく伝えることはできないが、そんな気分の無言の世界だった。


N君は今夜はどこでどうしているだろう。

どんなことを想っているだろう。

もはや知るすべもなくしてしまった私を叱ってください。