まずは質問です。
あなたの主観年齢は何歳だと思いますか?
「主観年齢」とは、気持ちの若さを表したもので、自分のことを客観的に見たときに思う年齢のことだそうだ。
私はその質問を目にした時に
30歳!
いや、さすがにそこまでは若くないか。
35歳だな。
なんて一人で考えてたの。
私の実年齢は48歳だけど、実年齢よりは確実に若いと思ってるのよね。
ここまで読んで
うぬぼれてる。
自意識過剰。
痛い。
なんて思った人もいると思うけど、そういう考え方は脳の老化を早めてしまう恐れがあるかもしれないよ。
では、もう一度質問します。
あなたの主観年齢は何歳だと思いますか?
この主観年齢が脳機能に影響を与えることが近年の研究で証明されつつあるんだって。
この記事を読んだの。
われわれが歳を感じる理由として、加齢による身体的な衰えや認知機能の低下が意識されることを挙げている「内受容感覚説(interoceptive hypothesis)」という考えがある。言いかえると、われわれの主観的な気持ちの若さは、個体としての生物学的変化を反映する敏感なマーカーである可能性が高い、ということだ。
これを確かめるため、研究者らは59歳から84歳までの被験者68人の脳をMRIで測定し、各脳領域での灰白質を調査。また、認知機能の測定、性格診断(社交性やオープンマインドであるかどうかの度合い)に加え、主観的な健康状態と、自分が感じる年齢を答えてもらった。
結果をみると、実年齢よりも若いと感じている人たちは、実年齢よりも年をとったと感じている人たちと比べて、部分的に脳の灰白質の体積が大きい傾向にあった。脳の灰白質の減少は、加齢による空間認識能力や運動能力の低下など、さまざまな年齢的な変化を反映する。ところが興味深いことに、これまでの研究で示唆されていた加齢に敏感な脳領域の灰白質量の変化は、気持ちの若さとはさほど顕著な関連を示さなかったという。
若い脳の構造的な特徴が顕著に
今回の研究では特に、認知機能や抑制機能を処理する下前頭回や、言語・聴覚などコミュニケーションにかかわるとみられる上側頭回に、最も強い関連が見られたという。 これらの領域は、加齢による脳の構造変化のなかでも、年齢関連の認知力低下を感じる部分と関連していた。しかし研究者らは論文で、「領域形態の変化と逆推論に基づく解釈は注意して行うべきだ」と、慎重に見解を述べている。
とはいえ、実年齢よりも気持ちが若いと答えた人たちは、記憶テストでより高得点をとる傾向にあり、健康状態も良好で、鬱の症状を報告する可能性も低かったという。彼らが心身ともに活発な生活を送っているのは、おおかた事実だろう。
「若く感じる人たちは若い脳の構造的特徴があることがわかりました」と、チェ教授は言う。「重要なのは、性格、主観的な健康状態、鬱の症状、認知機能などの要因を考慮したあとでも、この差は歴然だったということです」
この研究が示唆しているのは、実年齢よりも年をとって感じる人たちは、実際の脳の老化を敏感に感じ取っているかもしれないということだ。脳が若いから気持ちが若いのか、それとも気持ちが若いから脳を健康に保てる生活習慣が送れるのか。その因果関係は定かではない。
チェ教授らは、主観年齢と脳の健康の理解を深めるための長期的な研究が必要だとしながらも、もし自分が年齢よりも年老いていると感じたとしたら、それは生活習慣を改める良い機会なのかもしれない、と結んでいる。
自分が実年齢よりも老けていると感じてる人は、脳の老化を敏感に感じとっているかもしれないということなら、実年齢よりも老けていると感じてる人は今から生活習慣や考え方を改めたら脳の老化を抑えられるかもしれないよね。
最近物忘れが多くなってきたし、疲れやすいし、実年齢よりも老けてる気がするんだよな。
で終わらせずに
若返らせてみせる!
って気持ちを持つことの方が大切なのかなって思ったんだ。
脳が若いから気持ちが若いのか、気持ちが若いから脳を健康に保てる生活習慣が送れるのか、その因果関係は定かではないとのことだけど、
自分の年齢を
「ポジティブ」に捉えているか
「ネガティブ」に捉えているか
が脳に影響を与えている
ということはあるらしいんだ。
脳の神経細胞は生まれたときから増えず、脳の神経細胞が減っていくことで脳の老化が進むんだって。
だけど、唯一記憶の司令塔である「海馬」からは神経細胞が生まれるらしい。
ストレスを常に感じている状態だと「海馬」での新しい細胞の誕生が抑えられてしまうので、記憶や感情面に悪影響を及ぼしてしまうんだって。
で、ネガティブな思考は、そもそもとして脳にストレスを与えてしまうので、老化を促進することに繋がってしまうらしいの。
ストレスフルな状態だと、ストレスホルモンと呼ばれる「コルチゾール」の血中濃度が増えてしまい、記憶や感情面などに悪影響を及ぼしてしまうんだって。
反対にポジティブな思考は、物事に対する好奇心や積極的なコミュニケーションなど、脳にとって刺激のある行動に繋がるので、脳に新たな刺激を与えることが出来るんだって。
脳に新たな刺激が与えられると脳の神経細胞群が新しいネットワークを築き、生まれ変わることが出来て、認知能力や頭の回転の速さなどに良い影響を与えるんだって。
脳の神経細胞群が新しいネットワークを築き、生まれ変わることを「可塑性(かそせい)」と言うらしく、例えば、指を動かす神経細胞が死んでしまっても、リハビリによって通常なら「手首」を動かす指令を出す神経細胞が「指」を動かす指令を出すことが出来るようになるらしい。
脳は損傷を受けても回復する力を持っていて、特定の領域が損傷を受けてもその損傷を自らカバーしようとする機能がもともと備わっているのだそうだよ。
だから、脳梗塞など中枢神経疾患により麻痺が残ってしまった場合でも、適切なリハビリテーションによって機能を回復することが可能なんだって。
それってすごいことだよね。
私の母は若くして脳梗塞になってしまい、左側に麻痺が出てしまったのだけど、それはもう改善しないと言われてたし、余命も長くないと言われたんだ。
現に発症してから3年後には亡くなってしまった。
母が脳梗塞により、左側に麻痺が出てしまったのはもう35年以上も前の話なので、脳科学の研究が進んだことにより新たにわかってきたことも増えてきたのだろうね。
医学の進歩によって助けられる人が1人でも増えることを願う。
脱線してしまった。
脳を健康に保つためには、ストレスを抑えて、ポジティブな思考を持つことが大切みたいだ。
でね、脳を健康に保ち、認知症を予防するには、大きく3つの取り組みが重要らしい。
それは「運動」「趣味・好奇心を持つこと」「会話でのコミュニケーション」なんだって。
あとはやっぱり、バランスの良い食事や質の良い睡眠ね。
でも今は、食生活よりも、自分が感じる幸せ「主観的幸福感」が病気のリスクを下げることが分かってきたんだって。
だから、脳の健康に良いと言われている「運動」「趣味・好奇心を持つこと」「会話でのコミュニケーション」を「やるべき」とか「やらなくてはならない」と思って取り組んでしまったらストレスホルモンの「コルチゾール」が増えてしまうだけかもしれない。
それでは逆に脳に悪影響を与えてしまう。
脳の健康に良いと言われていることをただすればいいのではなく、楽しんで取り組むことが大切なのだろうね。
だから「楽しく生きる」ことって、脳や体のアンチエイジングにも繋がるってことなんだよね。
ポジティブな思考や、前向きな考え方は脳や体にも良い影響を及ぼすんだ。
だからさ、まずは心から楽しいと思えることを見つけて、楽しい会話をして、いつまでも若々しい気持ちを持っていたいよね。
どうせなら、毎日楽しく生きていこうよ。
自分を楽しませることが何よりも大事なことなんだよ。
だから、ネガティブ思考よりもポジティブ思考の方が心にも体にも良いということなのだろう。
あ、ポジティブ思考は何でもかんでも楽観的に捉えることではないからね。
そりゃ生きていたら嫌なことも起こるよ。
嫌なことが起こらない人生なんてない。
ただ、嫌なことが起きたときに悲観的になり過ぎずに、嫌なことを受け入れられるのがポジティブ思考なんだよね。
物事を肯定的、かつ柔軟に捉えることが出来るからストレスを感じにくくなるんだよ。
ネガティブ思考はその逆で、物事を否定的に捉えてしまうから、不安や不満を抱いてしまい、メンタルが不安定になったり、ストレスを溜め込みやすくなってしまう。
このストレスを溜め込んでしまうことが心と体によろしくないんだ。
だけど、何でもかんでも信じてしまうよりは、否定的に考えることがリスク回避に繋がることもあるからね。
ネガティブ思考は良い面もあるんだよ。
何事もほどほどが大事なのだろう。
要は、自分の人生を楽しめればいいんだよ
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