昨日ふとしたことから高校の時にとてもお世話になった恩師が亡くなっていたことを知り、涙が止まりませんでした。
私にとって、大きく人生が変わるきっかけとなった人のひとりでした。
当時、進路を美術短大と専門学校しか考えていなかった私に「お前はムサビ向きだ」と言って美大受験を勧め、ずっと陰で支えてくれました。
予備校のデザイン課題の講評のある日の朝は、教室へ行く前に必ず美術準備室へ寄って先生に見せていました。
そこでダメ出しをくらうとそのまま授業をふけて家へ持ち帰り夕方まで課題をやり直すということを繰り返していたのですが、そんな私をずっと見逃してくれていました。
デビッド・ボウイとギターが大好きで、男子生徒達とバンドを組んで文化祭に出るなど基本自由人で先生っぽくなく、センスがあって、ダメなものはダメとハッキリ言う人でした。
「お前はもっと視野を広げて沢山のものを観て経験しろ」と指摘され拗ねてた頃、偶然先生の美しい石膏デッサンを見てしまってから先生を見る目が変わりました。
全体のアウトラインを一切取らず、ほぼ完成に近い状態で下から描きあげていくやり方は(ちょっと変態的だけど(^_^;))衝撃的でした。
先生のFacebookがあることを知って見に行ったら、20年以上かけて仕上げた絵などもあり、思わず笑ってしまいました。
深い色合いの美しい絵画たちや、楽しそうにギターを弾いてる写真、沢山の人達に慕われている姿などを見てとても切なくなりました。
同時に、そろそろ個展に先生をご招待したいと思いつつ先延ばしにしてきたことを物凄く後悔しました。
そしてここ数年で亡くした志を共にした友人や恩師などのことが思い出され、自分の内側から静かに新たな決意が湧き上がるのを感じました。
写真は近所に咲いていたクチナシ。
夏生まれのせいか、ユリやクチナシなどの香りのよい花が大好きです。
祈りとともにこの花を先生に送ります。
ありがとうございます✨
