子供たちが学校に行っている間に、ちょっとした用事で出かけていたのですが、思っていたよりも時間がかかってしまって、帰るのが5時過ぎになりました。
最後に家の近くのスーパーに寄って、さて家に帰ろうと駐車場を出ようとしたら、一つ先の道を長男の姿がスッと横切ったのが見えたんです
長男が帰宅するのは、普段は3時半過ぎくらい。
見間違いかとも思いましたが、長男が学校に行くときにいつも持っているリュックを背負って、手持ちのバッグを手にしているので、明らかに学校からの帰宅途中の長男です。
もしかして、また補講でも受けていたのかと思い、家に帰ってから聞いてみたところ……なんと、クラスメイトと学校の近くでちょっとぶらぶらしていたとのこと!
そんなの、小・中・高の学生時代を含めても、今までに一度もありません
ものすごーくビックリしてしまって、質問攻めにしてしまいそうな気持をぐっと抑え、なるべくさり気ない口調を心がけながら、ちょっといろいろ聞いてみました。
「へえー、どこに行ってたの?
「近くの電気屋でパソコンとか周辺機器とか見てきた」
「そうなんだ? 何人くらいで行ったの?」
「……」
無言になったので答えたくないのかと思ったのですが、実際はそうではなくて、何人いたのか頭の中で数えていたとのことでした
「5人……6人だったかも……あれ、もっといたかなぁ」
そのうち1人は顔と名前の一部が一致していて、あと2人くらいは苗字がなんとなく分かるかも、残りの人は顔は分かるけれど名前はまだ覚えていないとのこと
「……今ならまだ、名前覚えるの苦手だから、改めて名前教えてって言っても良いんじゃないかな」
「確かに、そろそろ覚えないと感じ悪いかも」
毎日話をしているのに、名前を覚えていないのは感じが悪いかも、という発想を持ってくれただけでも、長男にとってはものすごい快挙です
実のところ、長男は早く家に帰りたいなぁと思っていたそうなんですが、それでも一緒に行こうよと熱心に誘われてついて行ったんだとか
長男らしいなと笑ってしまいそうでしたが、バッサリ断らずにお付き合いできたなんて、すごい!
そのうちに、こういった交流も楽しめるようになってきてもらえると良いなと願っています。
たった小さな一歩ですが、この小さな一歩が、長男にとって大きな自信へと繋がりますように
そして、これからも彼が多くの素敵な友達と出会い、共に成長していくことを楽しみにしています。