それが人生 | 福岡の中心より愛を叫ぶ!~DQMSLに愛を込めて~

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プロレスLOVE!大河ドラマLOVE!ドラクエLOVE!な生粋の九州男児・ShiningWizardが、プロレス感想記事・大河ドラマ感想記事・DQMSL日記など色々書いてます。

読者の皆さ〜ん・・・愛してま〜〜す!!

皆さん、こんばんは!(^-^)





今夜は、


ブラックジャック作品より


とある老人がつぶやいた含蓄のある言葉・・・







「皮肉なもんじゃ


 助かりたいやつがみんな死んで・・・・・


 助かりそうもない人間が生きのびた・・・


 それが人生かもしれんな」


 

        (「ハリケーン」よりクロスワード氏の言葉)







【「ハリケーン」あらすじ】


大富豪の治療をするため離れ小島へとやってきたB・J。

老富豪の若い妻と秘書は

死の間際にある老人の遺言を自分たちの有利に書き変えさせるため、

B・Jに命を永らえさせてくれと頼んできた。

しかしそこへハリケーンが来襲。

島から逃げ出さなければ命に関わる。

若い妻と秘書は富豪とB・Jを残してさっさと二人で逃げて行った。



不治の難病にかかっているという、


大財閥のクロスワード氏からの依頼で、


世間から遠く離れたとある小島へ来たブラックジャック先生。


老富豪であるクロスワード氏の若い妻は、


「主人が亡くなったら生きていけない」


・・・と言い、大げさにブラックジャック先生にすがる。


しかし、


ブラックジャック先生はクロスワード氏を診察して、


「すい臓ガンだ。もう手遅れですよ。


 何度も手術しても再発しているし、


 老衰の身では、これ以上の手術は耐えられない。」


・・・と、ズケズケと本当の事を言う。


しかしクロスワード氏は、


今まで自分を看てきた医者は、


皆自分を恐れて、


きっと治ると心にもない事を言っていたが、


ここまでハッキリした事を言う医者は初めてだ・・・と、


ブラックジャック先生に一目置く。





そんな状況の中始まった手術。


しかし、


その陰で、


クロスワード夫人と、クロスワード氏のおいは、


ある企みをしていた・・・


秘かに不倫関係にある二人は、


何とかして、クロスワード氏に、


財産を全部自分たちに譲るように遺言状を書かせようとしていたのだ。





そこでクロスワード夫人は、


ブラックジャック先生に、


「主人は自分に財産を譲ってくれない。


 今のままでは先生に十分なお礼が出来ない。


 そこで先生から、


 ”夫人に全財産を譲る”


 という遺言状を書くよう言ってくれないか?」


・・・・と、厚かましく頼み込む。


しかし、


「そんな弁護士の真似なんてやりたくない」


・・・と、きっぱり断るブラックジャック先生。





そんな中、


大型ハリケーンが島に接近していた。


このままでは島を直撃し、


夜明けまでに島を脱出しないと


皆全滅するという。


しかし、


一機だけ残っていた小型機では、


パイロットを除けば二人しか乗れない。


このまま島に残れば死ぬ・・・


死ぬのは嫌だ!


・・・と断固として島に残る事を拒否するクロスワード夫人とおい。


結局、


おいがピストルを向けて、


ブラックジャック先生とクロスワード氏に島に残るように強硬に迫り、


二人を置いてさっさと飛び立ってしまった。









残されたブラックジャック先生とクロスワード氏は、


島にある古井戸に紐を吊るし、


そこに体を縛り付けて身を隠すことに。


ハリケーンが吹き荒れる中、


古井戸の中でじっと耐える二人。


傷口が開き、


あまりの痛みに弱気になるクロスワード氏を、


ブラックジャック先生は、


「あなたは老衰どころか、


 切ってもついても死なない体力の持ち主だ」


・・・と励ます。


そのうちハリケーンの猛威が過ぎ去り、


何とか井戸から脱出した二人。


井戸から出てみると、


すぐ近くの海に、


飛んでいったはずの小型機が墜落していた・・・・


それを見て、


ラストにつぶやいたクロスワード氏の、


含蓄あるセリフが上の言葉。




因果応報というか、


何とも皮肉な結末です。




”損して得取れ” とか、


”負けるが勝ち” とか、


日本ではたまにそういう事を言いますが、


まさに、


欲をかくとロクな事にはならない・・・という良い例かもしれませんね。





人は死に直面した時、


もしくは、


絶体絶命の危機に瀕した時、


その人の本性が出るのかもしれませんが、


この話の夫人やおいのような振る舞いにはなりたくない


・・・とつくづく思ったものでした。





では、また~!(´∀`*)ノシ バイバイ

















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