手術代のツリ | 福岡の中心より愛を叫ぶ!~DQMSLに愛を込めて~

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読者の皆さ〜ん・・・愛してま〜〜す!!

皆さん、こんばんは!(^-^)





今夜のブラックジャック先生の名言・・・







「だれが手を貸すといった!?


 わたしはこないだの手術代のツリを持ってきただけだ」


 

                                 (「上と下」より)



これも、


この言葉そのものよりも、


このストーリー自体がスゴく好きで、


何度読み返したかわからない、


自分の心に深く刻み込まれている感動の名作なのです!(´Д⊂






【「上と下」あらすじ】


高層ビルのオフィスで大動脈を破裂させた社長を助けるため

B・JはRHマイナスの血を探させ、

隣の工事現場から作業員が連れてこられる。

この作業員のおかげで一命をとりとめた社長が、

大きな取引のためアメリカへ向かおうとしているとき、連絡が届いた。

作業員が事故で怪我をして、輸血が必要だと。

社長は会社の未来と恩人の命を秤にかけなければならなくなる。




高層ビルのオフィスで、


とある会社の社長が突然倒れた。


偶然ビルに居合わせたブラックジャック先生が看た所、


大動脈を破裂させたらしく、


すぐに輸血しないと助からないという。


しかしこの社長の血液は、


RHマイナスという、


数百人に一人の特殊な型で、


同じ血液を持つ人間が必要だと。


探した所、


ビルの下の工事現場の作業員で力(リキ)さんという男が、


社長と同じRHマイナスの血液を持っていた。


力さんのおかげで一命を取り留めた社長は彼に深く感謝する。


それをきっかけに意気投合した二人。








しかし、


その後社長が、


会社の命運を懸けたある大きな取引の為に、


アメリカへ向かおうと飛行機に乗り込んだ直後、


力さんが工事現場の事故で大怪我をして、


輸血をしないと命が危ないという報告が入る。


社長は力さんを見殺しには出来ないと悩むが、


同行していた営業部長は、


「こっちだってこの取引に会社の命運がかかっている!」


・・・と、社長を説き伏せる。


一旦はアメリカへ向かう決意をした社長だったが、


やっぱり力さんの事がどうしても気に掛かり、


離陸直前になって飛行機を飛び降り、


車をぶっ飛ばして病院へ向かう事に。






間一髪で間に合った社長。


無事輸血を行い力さんは一命を取り留める。




しかし、


その代償として、


社長の会社は、


その時の取引失敗の影響から経営が傾き、


数ヵ月後とうとう倒産するハメに・・・


片腕の営業部長にも見放され、


無一文になってしまった社長。








何もかも失った社長は、


力さんに教えてもらった、


力さん行きつけの大衆食堂へ向かう。


そこへ現れた力さんとブラックジャック先生。


事の次第を聞いた力さんは、


出直しを手伝うと社長を励ます。


「ブラックジャック先生も手を貸すと言ってる」


・・・と言った所、


ブラックジャック先生がクールに言い放ったのが上の言葉。




「人の世話なんかまっぴらだ」


・・・と、


冷たく去っていったブラックジャック先生でしたが、


ブラックジャック先生が置いていった”手術代のツリ”とは、


4990万円の小切手だったのです。




最初の社長の手術をした時に、


手術代として会社から5000万円を受け取っていたブラックジャック先生。


しかし、


そのうちの4990万円をお釣りとして返すという、


ブラックジャック先生ならではの、


心憎い気配りにジーンと感動した私です・・・(´Д⊂



その小切手をみて驚いた力さんは、


出て行ったブラックジャック先生を探すが、


ブラックジャック先生は離れたところで、


彼らをひっそりと見守るのみ。


社長と力さんは、


肩を組んで夜の街に消えていく・・・というラストでした。




なんだろう、


この男と男の、


立場を越えた命懸けの熱い友情。


涙がこみ上げるものがあります・・・しょぼん




ブラックジャック先生も、


「人の世話なんかまっぴら」 と言いながら、


こういう心配りを見せる気になったのは、


この二人が何よりもお互いの命を大事にした、


その人情を感じ取ったからでしょうね。






ちなみに、この社長、


ビジュアルもなかなか個性的ですが(笑)、


実は名前も、


”自転社操業の焼久曾(やけくそ)社長” という、


一風変わったというか、


かなりユーモアなネーミングなのです!www





コミカルキャラかと思わせつつ、


実は奥深い人情あふれるストーリー、


手塚治虫先生の遊び心も交えつつのこの話、


個人的に忘れられない、


名エピソードの1つです!ニコニコ




では、また~!(´∀`*)ノシ バイバイ

















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