「血が止まらない」 | 福岡の中心より愛を叫ぶ!~DQMSLに愛を込めて~

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読者の皆さ〜ん・・・愛してま〜〜す!!

皆さん、こんばんは!(^-^)






今夜のブラックジャック先生の名言・・・









「流れ星は 燃えつきる前にありったけ燃えて
 

 ひかり輝いてみせる
 

 博くん きみは流れ星だ・・・・・」



               (「血が止まらない」より)

        




この話、


このセリフそのものというより、


ストーリー自体が個人的には好きで、


切なすぎて何度読んでも泣けます・・・・(´Д⊂





【「血が止まらない」あらすじ】


上京してきて上野で出会い、恋に落ちた博と由紀。

やがて意を決してプロポーズする博だったが、

由紀は頑なに拒絶する。

博が理由を問い詰めると、

彼女は遺伝病である血友病にかかっているという。

ブラック・ジャックにすがる博。

しかしいくらブラック・ジャックでも、遺伝病はなおせない。

ならば嘘の手術をして、

彼女に「治った」と思い込ませてやってくれ、と、博は頼み込む。

血友病は遺伝するが、女性には症状は現われない、

だから彼女自身は安全だろうとブラック・ジャックは言う。
しかし、

念の為にと行った博の血液検査の結果にブラック・ジャックは驚く。

実は博は悪性貧血だったのだ。

博の母親に電話で事情を聞くと、

博は幼い頃から体が弱く、

長くは生きられないと医者からも見放されていたらしい。

最近になってその事を本人に告げると、

彼は残り少ない人生を好きなことをして生きたいと母親に告げて

上京したというのだった。




そんな博が、


今命がけの恋をしている事を知り、


一人夜空の流れ星を見ながら、


ブラックジャック先生がつぶやいたのが上の言葉。



何とも泣かせるじゃありませんか・・・しょぼん




その後、博は、


彼女をブラックジャック先生に託した後、


彼女の手術終了を見届ける前に、


命尽きてしまう。


彼の死を知らない由紀は、


手術が成功しても彼が姿を見せない事を訝しむ。


そんな彼女にブラックジャック先生は、


博から預かったというロッカーのキーを由紀に渡す。


そのロッカーは、


博と由紀が最初に出会った思い出の場所だった。


ロッカーを開けると、


そこには由紀宛ての博の手紙が入っていた・・・・・・







その手紙が泣けるのです・・・(´Д⊂


以下、博の手紙全文。






「由紀ちゃん ぼくは二度ときみにあえない


 きみをだましたようでほんとにすまなかったとおもいます


 でもきみを愛していたことはほんとです


 このままきみといっしょにいられたら・・・・・


 ほんとにくやしい


 でも ぼくらには太陽があった


 花があった 音楽があった


 いまはみんなきみのものだ


 由紀ちゃん 精一杯生きていて下さい さようなら」










残り少ない人生と知り、


まさに燃え尽きるように恋をして目いっぱい生きた博。


その由紀への愛情の深さと、


生きる事を諦めなければいけなかった無念さが伝わってきて、


自分はいつもこのラストに涙が出ます・・・しょぼん





世の中には生きたくても生きられない人もいるかと思うと、


健康である人間が命を粗末にしたり、


くだらない悩みでくよくよしたりする事を恥ずかしく感じる自分です。





ちなみに、


このストーリー、


個人的にはブラックジャック全ストーリーの中でも、


ベストストーリーの上位にランキングさせたい話なのですが、


実は訳あり作品の一つで、


現在は未収録作品となっており、


入手し目にする事は非常に難しくなっているようです。



理由はよくわかりませんが、


血友病という遺伝病や悪性貧血に対する誤解・偏見といった、


医学的な見解の相違などのようです。



しかし、


個人的には、


そういった点はこの話においてはさほど問題ではなく、


やはりこの話を通して手塚治虫先生が訴えたかったのは、


「生への執着」 だったり、


「人間愛の尊さ」 だったりすると思うのです。




そういう意味で、


このストーリーも是非一人でも多くの人に伝え、


皆さんに何かを感じて頂きたく、


今回紹介させてもらった次第です。




もし、


不快な思いをされた方がいらっしゃったら、


深くお詫び致します。






では、また~!(´∀`*)ノシ バイバイ





















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