あなた本気ですか
EMEの小野です
事業再生案件を数多く対応しているが、残念ながら再生できない経営者がいる。
その経営者の共通点は、窮境の原因を自分ではなく、外部に求めている。
事業再生計画を検討する場面で、
常に、顧客や社会を批判している
「安い輸入商品が入ってきたから」
「商品の価値がわかる顧客が減ったから」
さらに、社員を批判する
「社員の能力が足りない」
「任せて欲しいと言うが、任せたら売上が維持できるハズがない」
表向きは、我々コンサルタントに賛同しているような言動をとっていても
あるいは
自分を変えなければならない
と言っていても
このような発言をする経営者は、事業を再生する能力がない
そして、最悪は、コンサルタントも社員と同様に、自分の支配下におこうとする
さらに、やっかいなことは、経営者自身が、自分の問題に気付いていないことである
(気づいていても、見ないようにしている)
確かに、窮境の原因は、
先代の社長がつくった負債かもしれない
外部環境が大きく変化したかもしれない
しかし、そのような窮境の原因、あるいはリスクを背負うのが経営者である。
あなた、本気ですか
日々、経営者に問い続けている。