事業の承継15 ~現在を語る⑤~
EMEの小野です
事業承継の現在を語るの最後は、
社内外の経営環境に対する認識を語る
ことです。
この議論は、非常に重要なのですが、意外とキチンとした議論がなされていないのです。
日常的に仕事をしている訳ですから、 わかっているつもり
でも、実際には 認識が違う という場面ばかりです
この議論のポイントは、 社内外の経営環境とその変化に対する問題意識を共有する ことです。
まずは、顧客と競合他社と自社の視点
顧客の視点では、顧客は誰か、顧客の構成、顧客の要望とその変化・・・
競合他社の視点では、競合他社の認識、競合他社の強みと弱み、競合他社の変化・・・
自社の視点では、我が社は顧客から、なぜ選ればれているのか、選ばれている理由の展開、我が社の経営資源の変化・・・
そして、
我が社の強みと弱み、市場の機会と脅威
今まで、検討したように、
過去の認識から、現在の認識 について、
経営者と後継者の認識ギャップ があるとどうなるでしょうか。
経営者と後継者の夢を描くキャンバスが、全然違うと言うことになってしまうのです。
社員は、どちらの夢を信じればよいのでしょうか。
社内は混乱するばかりです。
そのようなことがないように、経営者と後継者が胸襟を開いて、是非 話し合って欲しいものです。