支援的な会議 その3
EMEの小野です
能力評価制度、業績評価制度を導入しているA社
A社では、社員に対して 方針発表会とともに、決算報告会を行って、経営の透明性に勤めている。
能力評価を年2回行っているが、評価面接後の幹部会議での対話。
(幹部)
部下から 経費の内容について、もっと教えて欲しいという意見があった。
(経営者)
部下が経費の内容について、関心を持つことは良いことではないか。それについて、あなたは、どのようなコメントをしたのか?
(幹部)
今度の幹部会で、提案してみることを約束して、今日の提案をしています
(経営者)
今、決算報告会を行っているが、部下は、何を教えて欲しいと言っていると思うか
(幹部)
経費の内訳や内容だと思います
(経営者)
経費の内訳や内容を知りたい理由として、もっとコストダウンするところがないだろうか、と言う自分の問題として捉える社員と、会社が無駄遣いしていないか、詮索的に捉える社員がいると思うが、あなたの部下の意識はどのレベルにあると思うか
(幹部)
後者だと思います
(経営者)
我社の社員の意識レベルは、どのレベルだろうか
(幹部)
やっぱり 後者だと思います
(経営者)
社員が経費に関心を持つ気持ちは大切にしたい。ただ、社員の意識は、今一歩。どうしたら良いか、皆で議論しよう。
この後、何度か議論がありました。幹部は、社員にも意見を求めました。
その結果、どうなったのでしょうか
何度かの議論のあと
社員を巻き込んで、
「会社とは何か」
について、勉強会をすることになりました。
最近、A社の会議がとても気持ち良くなりました