ちょっとした努力(が欲しい)
EMEの小野です
今日は、日曜日でしたが、関西ベンチャー学会の年次大会に出席しました。
今回の年次大会は、大学ではなく、大阪産業創造館で行われました。
昼食時 そのお店は、ホール一人、厨房一人で接客していました(普段の日曜日は多くのお客様が来ないのでしょうか?)。
時間内に食事をして、帰れるだろうか、でも、日替わり定食だとすぐに出てくるだろう、と考えてお店に入ったのが運のツキ。時間内に食事は出てきませんでした。
確かに、普段の日曜日のお客様は少ないのかもしれない。でも、大阪産業創造館では、不定期ですが日曜日にも大きなイベントを行っているのです。
商売気のあるオーナーだったら、日曜日にイベントがあるのかないのか、必ず、事務所で聞くとか、掲示板を見るとか、ちょっとした努力をすると思うのだが・・・。
今日、関西ベンチャー学会年次大会があることを事前に知っていれば、今日のお昼時は、アルバイトを雇うなど、キチンとした対応をすることによって、お客様にも満足して頂き(料理は食べていないので、味はわかりませんが)、お店の収益にも繋がると思うのです。
でも、その店の実態は、(待っている間の時間の観察ですが)食事のサービスができていないだけでなく、食事が終わった方のあとかたづけもできない状態だったのです。
次は、行かないだろうな・・・
ファザードや店内のイス・テーブルあるいは装飾はきれいに飾られていても、お客様をもてなす、ちょっとした努力がないと、その日の売上だけでなく、将来の売上も失ってしまうのです。
実際に、儲かる、儲からない は、本当に紙一重の違いなんですね。
そして、私は、実名を出しませんが、例えば、ブログに実名を出すような人がいて、マイナスの口コミが広がったら・・・。本当に、恐ろしいことです。
支援研究会の舘岡先生は、このような、ちょっとした努力の ある なし(小さな差異) が、将来おいては、取り返しのつかない大きな差異になることを「時間的複雑性」と呼んでいらっしゃいます。
この事例だけでなく、ロングテールの法則など、ますます、20:80の法則(パレートの法則)が、通用しない時代になるそうです。
このお店だけでなく、我々も(このお店から学習して)考え方を変えなければならない。
そんな、警告を受けた出来事でした。