糖質を摂りすぎるのは良くないと言われますが、では糖質とはいったい何なのでしょうか?
現代の食生活では、食べたいものがいつでも手に入ります。
少し歩けば自動販売機があり、夜でもコンビニには電気がついています。
日本をはじめ先進国では、豊かである一方で飽食な社会であり、白いパンや白米、ピザ、パスタなどの血糖値を上げると言われる穀類や、スナック菓子・甘いデザート・飲料など、昔に比べると精製された糖質を多く含む食品は非常に身近で入手し易くなりました。
そして、そういった食品に限って、嬉しいかな悲しいかな、美味しいのです。
また、意外とは思いますが、調味料にも多量の糖質が含まれており、外食や中食が増えた分、目には見えないところで糖質を多く摂取している場合もあります。
外食はもちろん、いわゆる「お惣菜」には、含まれている糖質を表記しているものはなかなかありません。
知らず知らずのうちに多量の糖質を摂取していた!ということにもなりかねないのです。
食事によって血糖値が上昇すると、膵臓からインスリンが分泌され、血液中のブドウ糖は肝臓や筋肉へと貯蔵されます。
しかし、肝臓と筋肉に蓄えられる量は少量なので、残りは体脂肪として蓄えられます。
こうして血糖値が下がり、私達の体はインスリンの働きによって血液中のブドウ糖量が一定に保たれます。
血糖値上昇に関与する栄養素は、「糖質」だけなのです。
→ 次回は「糖質の過剰摂取リスク」について報告します。