小倉のメインで手堅く増やした資金で吉田豊の馬券を買うというギャンブルそのものの行為をリスクヘッジ、という高等戦術です。
京成杯はさすがにルメールのスカイグルーヴが勝つだろう、という風潮でしたが、ルメールは有馬記念のトラウマを引きずっている、という読みどおり、今回も吉田豊にゴール前で差されるという悪夢の結果になりました。
こちらは大歓喜の絶叫をしてましたけどね。2千円が4万円ですよ。
吉田豊はこの厩舎と蜜月なのと、中山コースは大野と同じくそこそこ上手いこと、あとは前走の新馬戦のレース上がりが開催日ベースで見て1、2を争う数字だったというのがポイントです。キズナ産駒は使われるごとに良くなるしね!
サンクテュエールは前走でリアアメリアに負けたんで評価を落としていましたが、自分自身を棚に上げてたった一回の負けで評価を落とす負け組馬券購入者たちをあざ笑うように賭けるのがギャンブルの醍醐味です。
その週は前日にもメインの1万円勝負を成功させています。まあこれは勝って当然でしたが。
むしろそのあとの最終2レースが我ながら凄い。とくにクラヴィスオレア。レッドスパーダ産駒という地方競馬でもお目にかからなそうな馬ですが、管理はレッドスパーダ、ひいてはその父タイキシャトルを管理していた藤沢厩舎。ただのブランド力だけでないからこそ一流というわけです。木幡騎手も僕の目論見以上に上手く逃走してくれて最高でした。4番人気7.6倍。
京都の最終のエイシンポジションは母系にマックスビューティーがいるなかなかの良血馬。岩田騎手が4コーナーで勝ちを確信させる名騎乗でした。
血統馬券、というのはいつの時代もありますが、ロベルト系とか母父サドラーとかいう馬鹿レベルでは駄目です。人の想いの集積をみないとね。
というわけで僕は儲けたお金でリーバイス502、ニットにおしゃれなダウンジャケットを買い、馬券コーデでウキウキ通りを歩くのであった・・・。