羊とオーブン | That's where we are

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the Church of Broken Pieces
(アメリカ救急医の独り言と二人言)

アイルランドでの家探し

 

「アイルランドっぽい家」がいい

なんて、抽象的な表現で

自分の好みを主張する夫

 

アイルランドっぽい家ってなに?

 

観光地リメリック県アデアになる

昔風な茅葺の家とか?

 

それとも、裏庭に緑が広がっていて

羊がムシャムシャ草を食べている家?

 

仕事のために引っ越すのだから

もうちょっと現実的に考えて、と

夫への批判を込めて言っていたら…

 

4軒目に見た家の裏庭では

本当に羊がいたというお話

 

現在Airbnbとして貸し出されている家

オーナーさんはそのうち売却したいが

とりあえず、長期の賃貸に出したいらしい

 

この家がですね、アメリカで見る家くらい

なかなか凝っている物件で

 

5ベッドルーム+3バスルーム

(3.5バスルームだったかも)

短い螺旋階段に続いた所に

オープンスペースの書斎

 

一軒目と同じように

フル装備で家具が置いてあって

一軒目では私はそれが嫌だったが

 

この家に置いてある家具は

古いように見せているけれど実はモダン

意図的に重く見せているデザイン

(まあ、単に好みというだけかも)

一軒目の様にオーナーさんの生活が

この家からは漂ってこない

 

二階のゲストルームの窓からは

羊がモソモソ草を食べているのが見える


そして、時折「メエェェ~」

 

羊たちは、この家の敷地内ではなく

細道を一本隔てた所にある土地に

放牧されているよそ様の家畜

 

それでも

「アイルランドらしい家ってなによ?

裏庭で羊でも飼ってる家がいいわけ?」

と言った矢先、本当に羊がいたのには

「メエェェ~」が聞こえるたびに

笑いをこらえられなかった

 

これ、見たことがありますか?

 


どこかのアンティークショップで仕入れた

何だかをインテリアで置いてあるのか?

そんな風に見えるこれは

AGA社製のオーブン

 


ドアが付いている部分一つ一つが

違う温度で調理できるオーブンなのです

 

 

不動産屋さん

「マーサ・スチュワートも

このオーブンを持っているんですよ」

料理に凝りまくる人用なのね

 

(このオーブンの構造と開発の歴史は

なかなか面白いので

興味がある方はググってみて下さい)

 

(感謝祭用の巨大な七面鳥丸焼きは

多分、このオーブンには入りきらないので

マーサ・スチュアートはアメリカ製の

オーブンも持っているのでは、と推測)

 

羊と複雑なオーブンで

テンションが一気に上がった夫

 

「朝起きたら、羊がそこにいるんだよ?」

 

羊を数えながら眠りにつき

起きたら羊が目の前でお食事中


嬉々としてこの家の事を話しながら

リメリックの家への帰路につきました

 

 

 

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