ハンブルクで割とよく見かけるのが
桶を肩にかけたおじさん
これはスーパーマーケット
Reweの前に会ったマネキン
これはお土産コーナーに会った
グリュッツェというデザートの瓶
この方、水運び屋を生業とし
ヨハン・ハインリッヒ・ベンツという
ちゃんとしたお名前があるのだ
ベンツさんという本名があるにも関わらず
もともとフメルさんという人が住んでいた
アパートに移り住んだ後
ハンス・フメルというニックネームに
ベンツさん改めフメルさんを
近所の子供は「フメル、フメル!」と
からかったけれど
仕事中のフメルさんは、重い水桶を抱えて
悪ガキどもを追いかけることができない
怒ったフメルさんが返した言葉が
"Mors, Mors!(モース、モース)”
これは低地ドイツ語(北部ドイツの方言)で
「消え失せろ」とか言う意味らしい
フメルさん自身はそのうち職を失い
貧しい境遇の中で
亡くなってしまったが
"Hummel, Hummel."に対し
"Mors, Mors." と合いの手の掛け声
これがハンブルクでは残っている…
ガイドブックにはそう書いてあるけれど
私はこれを一回も聞いたことがない
その代わりと言っては何だが
"Moin(モイン)."はハンブルクと
その周辺のあちこちで聞く
Moinも低地ドイツ語発祥のあいさつ
ホテルの従業員さんからは聞かなかったので
多分、カジュアル寄りの挨拶なのかな
ドイツに渡って6年になった娘
"Moin”と挨拶をしている
物価が高いとか
仕事場まで45分かかるだとか
ドイツの生活の不便さを嘆きはするが
私が29年のアメリカ生活で
自分で思っていたよりアメリカナイズされたように
娘には思いのほか
ハンブルクの生活が合っているのかもしれない





