断捨離と書き、夢と読む | That's where we are

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the Church of Broken Pieces
(アメリカ救急医の独り言と二人言)

今の家には20年以上住んでいる


昨年1月に家が浸水した際

ダメージがあった部屋にあった物は

片付けて保存しておく会社の人達が

全て根こそぎ 持って行った

 

自分で箱に詰めたわけではないので

荷物を入れた箱が帰ってきたのだが

どの箱に何が入ってるのかわからない

 

リストを見れば 大まかなことは分かるが

そんなことをいちいちチェックしていては 

荷物の整理が追いつかない

 

とりあえず箱を開けていくと 

アレ?こんなもの 私 持ってた?

 みたいな 物が結構出てくる

 

自分が普段 いかに こまめに

整理整頓 していないか

物があり過ぎる環境で暮らしているか

戒められている気がする

夫の場合、私よりもさらに酷く

独身時代からの物もゴロゴロ

 

白いギフトボックスが出てきて

その中には白いブラウス

スケスケ 、細かい刺繍がいっぱい

多分 何かのお祭りで着るような

イベント用の服だと思う

(普段着で来ている人もいるかも)

 

「これ、あなたの?」

 

夫、ブラウスを前から後ろから眺め

それでも、このブラウスが何なのか

全然わからないようだ

 

ギフトボックスには小さなカードも入っていた

 ハッピーバースデー、 ドクター と書いてあり

複数の人がサインしている


夫はフィリピンの子供のスポンサーだ

NGO団体を通して毎月ある一定のお金を 送り

子供達が学校に帰るように支援するプログラム


研修医の頃に このプログラムを通し

一人の子供を 支援し始め

今、支援しているのは3人

この団体のアンバサダーにもなっている


米国海軍にいて日本へ 滞在した際
フィリピンまで足を伸ばし
団体の助けを借り、ジャングルの中に住む

支援をしていた子に会いに行った

 

(15~20年経ったある日

その子だったか、その子の姉妹だったかが

夫をSNSを伝って探し出し

お金をせびって来たという酷い後日談がある)


その際フィリピンの病院を見学させてもらい
アメリカとの医療の格差にショックを受けていた
外国から送られてくる医療器具があるが
使ったことがなく使い方がわからないという

フィリピン人のドクター達に
夫がその使い方を教えた

そのお礼と言うか、その頃丁度夫の誕生日で
NGO団体の人達とフィリピンのドクター達が

夫にこのブラウスを贈ってくれたのだ
(バロン・タガログというブラウスだと思う)

 

どうするの これ?

あることさえ忘れていたブラウス
その模様からしてもサイズからしても

夫が着ることは一生ない(断言)

「捨てられるわけないじゃない、こういう物は」

夫はまた ギフトボックスに詰め直し 

自分のクローゼットのどこかに押し込んだ

そしてカラフルなブランケット

ブランケットのはずだが

もともとそうなのか、古くてそうなったのか

ゴワゴワとして物凄く手触りが悪い 

垢すりに使えそうな感じ

医学生時代 、ナバホ・インディアン居留地で

1ヶ月ローテンションをした際

 購入したものらしい

Photo by Alexandra Nicolae on Unsplash

 

買ってから一度も使っていないし

そもそも、持っていたことを忘れていたし

我が家にはこういうタイプの色と柄が合う

部屋は1つもない

でも取っておくんだって

私が捨てられないのはやっぱり服かな

 1度 2度しか来ていないのなら

それほど好きでないんだと思うけど

一度は気に入って買ったものだから

捨てられないのよね


そして 夫と子供達からの手紙とカード
私があの世に行ったら

火葬なら一緒に燃やして

(かなり大きな骨壺になりそう)
土葬なら一緒に埋めてもらう

(棺桶の隙間という隙間に詰めてもらう)
そういう予定を立てています

 

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