娘が準備していた物 | That's where we are

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the Church of Broken Pieces
(アメリカ救急医の独り言と二人言)

 

スコッティッシュ・テリアの

タラ子さんが16歳半で逝き

 

灰になって小さな箱に入って

帰ってきました

 


うちにはまだ同じスコッティーの

パーシーとミリー嬢がいますが

 

際限なくおやつを買ってきて

一日に数度、おやつを配る夫を

「最重要人物」と認識している

パーシー&ミリー嬢

 


大嫌いな獣医さんへ連れて行き

グルーミングに連れて行き

お風呂に入れ、歯磨きをし

ペット・ホテルの予約をする私より

絶対に夫の方が好きだと思います

 


まあ、嫌われているわけではないですが

この二匹が私にしっぽを振っていても

 

「私の犬」もとい、半ストーカーであった

タラ子さんが私に向けていた視線と

愛情とは比べ物にならない

 

寂しいです

 


タラ子が逝った翌日

 

夫がフォト・フレームを

紙袋から出してきました

 


去年の収穫感謝祭からクリスマス明けまで

ドイツからアメリカに帰って来た娘が

またドイツに戻る時に

夫に渡していったのだそうです

 

タラが亡くなったら

お母さんに渡してね

 

数度病気をしながらも

予想を裏切って持ち返していたタラ子

今回は、いつだかは分からないけれど

それほど先が長くないのは分かっていて

 

I was the one who wasn't ready.

 

夫も、子供たちも、そしてタラも

私が準備できるまで、待ってくれていた

 

こんなところで、子供たちがいつの間にか

成長したのだと気が付かされます

 

 

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