カノリとクリスマスのER | That's where we are

That's where we are

the Church of Broken Pieces
(アメリカ救急医の独り言と二人言)

今年のクリスマス・イブとクリスマス当日

朝から仕事でございました

 

朝7時にERに到着したときは

待合室には一人しかいなかったのが...

 

同じシフトを働いていた夫がお昼前に

「ナース・ラウンジにいっぱい

美味しいものが置いてあるから

取りに行こうよ」

 

ナースって、ERだけなのかしら?

お料理上手の人が多いような

 

「先に行っておいでよ

私、今、脳外科からの電話待ちだから」

 

なぜか、脳外科に電話をかけまくったこの二日間

 

そのうち、なんやらかんやらあって

夫「あれ?まだラウンジに行ってないの?」

 

私はここのERは月2,3回しか来ないので

実はラウンジの場所もちゃんとは分かっていない

夫が一緒に行ってあげるから、と

ラウンジに連れて行ってもらった

 

お手製のマカロニ&チーズとか

この辺りのご当地フード、チキンボグとか

家族がイタリアン・レストランを経営している

ナースが持ってきたクリームがずっしり詰まった

大きなカノリとか

炭水化物オンパレードラブラブ

 

紙皿に色々盛って、ディクテーションをする

コンピューターの所まで持ってきた

 

(凄い雑な盛り方‥.(-_-;))

まずは、こってり味スウィーディッシュ・ミートボール

うん、美味しい飛び出すハート

 

二口目に行こうとしたところで

 

「ドクター、救急隊から連絡があって

血圧低下した意識障害の患者が

あと3分で到着します」

 

3分って、多分病院の手前じゃないの?

 

そこから一気に忙しくなって

紙皿の上で待っているご馳走には手付かず

 

カノリ、夫が運転する帰りの車の中で食べました

 

「こんな綺麗な夕方の光景を見ながら

愛する人の横で美味しいカノリを食べられるなんて

私、本当に幸せだわ」

 

皮肉でなく、本当にそう思います

 

Merry Christmas, y'all. 

 

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