私の好きな物だけで満たすサウス・カロライナの家
なんでも取りあえずやってみたがる夫のせいで
要らんやろ、こんなもん、と思う物もありますが
それは私の視界に入らない様
私があまり入らない部屋に押し込んであります
コレ!と思った物でなければ
コンマリさんの言う「ときめく」物みたいな?
そうでないと買わない様にしてきたので
今だに家の中はかなりガラガラ
いいですよ
特に不便はないし、掃除は楽だし
(ペンシルバニアの家が、大きいうえに手のかかる
面倒くさい家だというのもありますが)
そこへ、また、もしかしたら引っ越すかもしれないと
そんな可能性もでてきたので
家具購入はちょっと控えていました
(またこれは別の長い話になります
多分、1~2年したら落ち着いて、ここでも
書くことができるかもしれません
笑い話として書ける日が来るまで待とうと思います)
でも、人が家に来た時は、ちょっと恥ずかしい
折り畳みテーブルをバッフェ代わりに使ってますから
そんな時、フェイスブック・マーケットプレイスで見つけた
好みの黒のどっしりとしたバフェ・テーブル、90ドル
中古品で大失敗した経験もあり
まずは「見に行ってもいいですか?」と売り主に連絡
ここで絶対に買うと約束はしない
すぐに売り主から「いらっしゃい」と返事があったので
1時間かけて、ノース・カロライナまで見に行ってきました
入り江というのでしょうか、水際の素敵な家が並ぶ地域
売り主さんのおうちもなかなか素敵でしたが
別の土地に家を建てたので、そちらに移るため
家具をいくつか処理したいのだそうです
実物のバフェ・テーブルも、写真通りでナイス
小型なので、私のSUVに積んで持って帰れそう
でも、水際なので、売り主さんの家は高床式というのか
1階でも階段を上って玄関に入る構造の家
売り主さん「二人で運べば大丈夫よ」
あなたの車を後ろ向けに、玄関の手前に止めろとか
あなたはこっちを持って、私はこっちを持つから、とか
指示出しをバンバンする売り主さん
この人、多分、元やり手のキャリア・ウーマンで
一財成した後、若くしてリタイアしたんじゃないかしら...
「あ、蚊に気を付けてね
ここ、川に隣接してるから、いっぱいいるのよ」
まず、見えていた水は海ではなく川
言われてみると、私の周りには蚊が数匹飛び回っている
そう言えば、バージニアにた頃住んでいた家も
裏に川があったなあ
あそこも蚊がとっても多かったっけ
それも、アグレッシブで業突く張りの蚊ばっかりで
蚊よけスプレーを振りかけて外へ出ると
蚊はブンブン私の周りを飛び回った挙句
スプレーがかかっていない人差し指の第1関節に着地...
蚊を手で払いながら、なんとかバフェ・テーブルを
車のトランクに押し込み
売り主さんに代金を払うと帰路へつきました
(「支払いは現金にして頂戴
Venmoだのペイパルだの、電子マネーは信用できないの」
だそうです)
その後、買い物のため寄り道をしたりで
帰宅したのは2時間半後
家の前に車を停め、トランクのドアを開けると
ヒラヒラヒラ~
出てきたのは、車酔いをしたのか
炎天下の車に閉じ込められ弱っているのか
完全に方向感覚を失ってヘロヘロ状態の蚊
「あらら~、ノースカロライナから連れて来ちゃったんだ」
バフェ・テーブルをはイメージ通り部屋にマッチ
サイズも、窓の間にパーフェクトに収まって
「買ってよかったです」と売り主さんにメッセージ
「そうそう、謝らないといけません
蚊を一匹、お宅の庭からさらって来てしまいました」
大笑いされました