本来なら別の物を作っている会社が
要請を受けてか、機転をきかしてか
どんどん作り出して市場に出回るのが増えた
ハンド・サニタイザーとマスク
でも、まだ大手国産メーカーの
使い捨てレスピレーターは品薄なのか
うちの病院では、一時は使用済みのN95を回収
過酸化水素の蒸気で消毒して
再使用という方法もとられていたが
この方法で大丈夫と思われていたのが
フィルター機能が落ちることが
たったの数週間で判明
回収されたN95は返って来なかった...
(もったいない)

結局今まで貯め込んでいた使用済みN95を
一週間ほど紙袋に突っ込んで放置
表面に付着したコロナウィルスが
死滅するのを待ち、再使用する方法へ回帰
でも、考えてみると
ウィルスは死んだかもしれなけれど
口の中って細菌だらけじゃないですか
(装着前にリステリンで口をゆすいでいますが)
それを何度も何度も使うなんて
はいた下着を洗濯せずにまた使用、みたいな?
そう考えると、とってもイヤだわ

再使用物はそれとなく形が崩れて
新品とはフィット感が違うし
これ、そう何度も使えるのかしら?と思っていたら
うちの病院で使っているレスピレーター
N95のSサイズがもうなくなるので
別のレスピレーターのフィット・テストに
行って下さいとお達しが
同じメーカーの別の形のN95
別のメーカーのN95
そんな特別な顔形をしている訳ではないのに
(だと思いたい)
何故か上手くフィットせず
(他の人種に比べると、顎が小さいせいかと)
行きついたのが、コレ

ハニーウェル社の再使用可
エラストマー・ハーフ・マスク
紫の箱が取り外し可能
ここにフィルターが入っています
一緒にくっついて来たフィルターは
N95よりさらにアップグレードのPシリーズ
紙でできたN95と違い、フィルター部分以外は
拭いたり洗ったりが可能
見た目、ちょっと構え過ぎだけれど
意外と軽くて着け心地も悪くない
これで、一件落着
と思ったら、難点はあって
1.自分の声がやたらはっきり聞こえる
2.なのに目の前にいる人には聞こえない
3.カルテをディクテーションする際
マイクロフォンが声を捕らえられない
私の声は所謂「通る声」ではないし
もともと大きな声で話す方でもなし
気をつけないと、デクレシェンドで話すので
ピッタリ密着するゴム製のマスクだと
皆「聞こえません!」
仕事になりません
結局、患者を診る際に装着
それ以外は外してと
面倒くさいわ~
マスクにマイクロフォンを埋め込むとか
そんな細工はできないのかな...