タラ子さん、入院 | That's where we are

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the Church of Broken Pieces
(アメリカ救急医の独り言と二人言)

1週間前、突然具合が悪くなったタラ子さん

スコッティッシュ・テリア、10歳

 

夜間、救急で行った獣医さんには

「これはスコッティー・クランプでしょう」

 

いや、絶対に違う

タラ子さんは子犬の頃から

軽度のスコッティー・クランプ持ちだが

スコッティー・クランプはこんな何時間も続かない

スコッティー・クランプは「具合が悪い」とは

全く別物なのに

 

 

翌日行ったかかりつけの獣医さん

↑の獣医さんの様に知ったかぶりをせず

神経系の病気だと思うけど

私には分からない、とはっきり言ってくれる

 

セミ・リタイアした経験超豊富な

神経内科専門の獣医さんが

日曜日に診てくれることになりました

 

えっ、日曜日に出てきて頂いていいのですか?

自分の犬の事ではあるが

ちょっと恐縮、感動

こちらがジーンズにブーツなのに

この神経内科獣医さん、スーツ、タイ、ベスト着用

背中をピンッと伸ばして日曜のクリニックへ出勤

 

45分間、問診をし

45分間かけて若い一般獣医さんに

教えながらタラ子さんの身体所見をとる

 

人間ではバビンスキー反射と言う

足の裏を引っ掻くと、親指がそり上がり

内側に向かって開く(二本目の足指から離れる)

ある神経系の異常でみられる

「病的反射」があるのですが

 

「犬は人間ほど足指が長くないので

バビンスキーは人間ほどはっきりしないんです」

彼が獣医神経内科学を勉強し始めた頃は

そんな専門はまだ確立されていなかったので

人間の神経内科医から学んだのだそう

 

その結果

 

「タラちゃんは、神経系の病気ではありません」

 

え?

MRIが必要です、とか

言われることを覚悟で来ていたのに

 

まあ、ここからは血液検査とか

超音波検査とかで確認して出た診断ですが

 

診断名:溶血性貧血

 

感染症によるものか

自己免疫性によるものか

まだ最終的な診断はついていませんが

血液中の赤血球が破壊され

正常値の半分以下の量しかない貧血状態

 

余りにも急な発症なのと

そして足のケイレン状態は何だったのか

症状が教科書に載っている物とは全然違うので

その場で「もちろん、即入院です」となった

獣医院でも非常に珍しがられて

(病院でinterestingと言われるのは

決して喜ばしい事ではありません)

 

でも、電話をかけ「タラ子のオーナーですが」と言うと

「タラちゃんはは本当にお利口で美人さん」と

話す方々皆から言ってもらえるので

可愛がってもらっているようです

(実際、タラ子さんはどんくさくはありますが

ゴージャスな毛並みの美人ではあります←親バカ)

 

入院、三日目

抗生剤とステロイド、輸液の投与中

6日間ほど食べるのを拒否していたのが

(家にいる時は無理やり食べさせていましたが)

やっと自分で食べる様になりました

 

入院時には、ボーっと宙を

見つめるだけだったのが

アイコンタクトができるようになりました

 

もう少し数字が落ちれば輸血ですと

言われていたヘマトクリット値も上昇傾向に

 

木曜日までにはおうちに

帰って来れるかな?

 

 

 

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