綺麗になる女の子たち | That's where we are

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the Church of Broken Pieces
(アメリカ救急医の独り言と二人言)

私の周囲には適齢期というか

婚約中、結婚間近の女の子たちが沢山いる

だって、研修医がいっぱいいるから

 

この頃の女の子たちは

彼女たちの左手の薬指にはまっている

キラキラの大粒ダイヤセシル風ダイヤの婚約指輪顔負けに

飛び抜けて綺麗になる

 

「先週会った時も思ったんだけど

あなた、痩せた?」

 

あと4カ月で研修終了の4年目研修医

表情がパッと輝く

 

「あら、嬉しいラブラブ気付いてくれました?」

 

注文したウェンディんぐドレスにぴったり合うように

今、ダイエット中なのだとか

携帯に入っているウェディングドレスの写真

総レースでゴージャス&セクシー

 

フィラデルフィアから8時間ほど離れた

ビーチが気に入って、そこで結婚式を挙げる予定

 

「その辺りで、すっごい良さそうな

メーキャプ・アーチストも見つけたんです

でも、実際に会いに行くには遠いかなぁと思って」

 

その夜、一緒に仕事をしていた2年目研修医

彼女も婚約中、挙式プランニングの真っ只中

「え~、メイクなんて自分でやればいいじゃない」

 

彼女は毎日、毎晩きっちりお化粧をしてくる

化粧の仕方を知らない私は

アイラインを引いても8時間持たないが

彼女のメイクは12時間経っても崩れずパーフェクト

 

意中のメーキャップ・アーチストのサイトで

色々なメイクの例を見ながら

これ、いいんじゃない?これはトゥーマッチだと

(もちろん仕事を真面目にこなしながら)議論

 

「この写真なんて、ハリウッド映画みたい」

「やり過ぎよね~(笑)」

 

研修医たちが笑った写真

ファンデ塗りまくり、眉書きまくり、まつ毛バッサバサ

 

ごめん、実は私の結婚式メイク

こんな感じだったかもしれない...」

 

私たちのアメリカでの結婚式は

当時、夫の両親と姉家族が住んでいたラスベガスで挙げた

アメリカに来たばかりのうえ

当時、私たちが住んでいたのはコロラド州デンバー

結婚式場の手配から何から

パーティー慣れしている義姉に丸投げしてしまった

(こじんまりとやってくれれば良い物の

日本でのお披露目パーティーを見た夫と義姉が

こじんまりでは、コチラの面子が立たないと思ったらしい)

 

義姉が予約してくれたのはメイキャプ・アーチストは

もうこれぞ、ザ・ラスベガス的なごついゲイのお兄さん

 

オウトツのはっきりしている夫側アイルランド系の顔には

ピタッとくるゴージャスメイクでも

普段から化粧をしない平面的なアジア人の私では

ギャップがあまりにも大きすぎた

今見てみると、なんかねぇ

オバケのキューちゃんみたい(泣)

 

「え~、見たい、見たい!写真見せてください!」

 

絶対、いやや

 

アルバムの中に挟まってはいるが

家にも一切飾っていないラスベガスでの結婚式の写真

(日本で撮った写真は飾っています)

 

あのころ、セルフィーとかなくて良かったと思う

 

 

 

どくしゃになってね…