夫の菜園をヨタヨタ這っていたウサギの赤ちゃん
木材とか金網とか夫の足(サイズ11=日本だと29.5cm?)の
下敷きになっては大変だと
シューボックスの中に入れて一時保護
菜園の周りにフェンスを張るための枠組みを建てる合間に
夫は写真をフェイスブックにアップ
友人たちからのコメント
大部分は「巣に帰しなさい!」
それまでに野兎の飼育についてのサイトを
少なくとも10個は見ていたので
そのつもりではありました
ウサギのお母さんは、暗くなってから巣に帰るらしく
昼間は子ウサギ、完全放置
人間なら、即、通報されそうな育児の仕方
子ウサギは本当にじっとして寝てばかりなので
この子の様に、巣から自分で出てくるのは稀で
放っておいても大丈夫なのでしょうが...
「もしも」の時そなえ
ペットショップで粉末ヤギミルクを購入
注射器で飲ませてみたら、あら、またカワイイ
顔に付いたミルクを手でこする時の愛らしさ
うちのお犬様方にしてやるように
耳の後ろをそっとこすってやると
気持ちよさそうに頭を横にして目を閉じます
飼いたいな、飼いたいな、この子
この間、外でキツネが歩いていたし
カラスも鳴いていたよね
そんな危険なお外に戻してよいものか?
でも、野兎の養育って、結構難しいらしいのです
親のフンを食べてることで
腸内細菌が育つとかで
そのためのサプリメントなんかも売っています
私、B型で好きなことに関してはかなり入れ込むので
(これを勘違いし、A型だと思われることも)
多分大丈夫だとは思うけれど
可愛いから飼って、飼育失敗しましたはなぁ...
夫の作業がひと段落し
外が真っ暗になった所で
泣く泣く菜園へウサギを戻しました
この子の巣、確かこの辺だったよね...
実は生らないくせに
葉は大根並みに育ったイチゴの苗
その茎の辺りの一部は
ホワホワした母ウサギの毛で覆われています
ここへ、子ウサギをのせてやると
キキィッ
何か、今、聞こえた動いた
一時預かりの子ウサギの下で
何かがモソモソ動いている
ホワホワの一部に小さな穴を開けてみると
そこには
折り重なった数匹の子ウサギたち!
イチゴの茎の下に穴が掘ってあり
そこが子ウサギ(おそらく計5匹)の貯蔵庫に
私が開けた穴から、「貯蔵庫」に潜り込む子ウサギ
すると反対側から一匹、はみ出してきた
(←これもまた、すっごくカワイイ)
かなりすし詰め状態でお住まいらしく
これ、自立するまで皆で住めるのかなぁ
ホワホワから足が飛び出したり、お尻が突き出たり
兄弟姉妹で押し合いへし合いしていた子ウサギたち
5分ほどで静かになりました
半日うちの子になったウサギは
こらえ性がなくて
トンカチやっていた夫に恐怖を抱いて飛び出してきたのか
兄弟に、お前、ちょっと出て行って囮になれと
無理やり巣から放り出されたのか
二日後にちょっと覗いてみると
二日前より丸々とした子ウサギたちが
魚市場のマグロの様に並んで
眠っておりました
あと1週間から2週間で
巣から出て自立できるようです
夫が菜園の周りに金網を張り出すまえに
巣から出て行かないと
今度は家族そろって監禁状態だ!
(それとも、クラブメッドの様な食事つきバケーション?)