Black clouds | That's where we are

That's where we are

the Church of Broken Pieces
(アメリカ救急医の独り言と二人言)

週末のシフト午後3時から11時

 

土曜日は後輩のMちゃんから申し送り

MちゃんはうちのERのblack cloudsの一人

 

「Black clouds(黒雲)」とは

ややこしい患者を引き付ける人達のこと

腕の良し悪しとか性格に関係なく

もうこれは運命と言うしかない

 

うちの科には誰もが認めるblack cloudsが二人

Mちゃんとこれまた後輩のJ君

2人は全く反対の性格で

どちらも臨床家としては決して悪くない人達

でもこの二人、本当に「引き付ける」

 

J君に至っては

自分の患者でもないのに

完全に状態が安定していた患者が

J君が部屋の前を通っただけで

いきなり心停止になったという曰く付き

 

私は割とこの二人の逆で

仕事がら100%避けることは出来ないけれど

ややこしい事態に陥ることが少ない

 

そんな私でも、Mちゃんから申し送りをした日は別で

レベルI外傷(オペ室直行確定の最重症外傷)2件連発

翌日、Mちゃんかは別のエリアで働いていて

私のエリアへちょこっと様子を見に来ただけなのに

その瞬間、集中治療室入院確定の患者が来た

 

「Mちゃん、これは全部あなたのせいよ」

「やっぱり引きますねぇ、私」

「呪いのレベルね、これは。Mちゃんの呪い」

 

MちゃんとJ君が一緒に仕事をしている日は

想像を超えてERは荒れて、荒れて

なんなんでしょうね、アレは

 

くわばら、くわばら...

 

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