アメリカ国籍取得宣誓式 | That's where we are

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the Church of Broken Pieces
(アメリカ救急医の独り言と二人言)

コロンビア人の友人夫婦が「アメリカ国籍を取るの!」

就労ビザでアメリカへ来て永住権を取り
子供たちはアメリカで生まれ
コロンビアには毎年里帰りするが
生活の基盤はアメリカにある

このまま永住権(グリーンカード)を維持するか
それともアメリカ国籍を取ってしまうか
米国でもコロンビアでも二重国籍は認められているし
それならアメリカ国籍を取ろう

今年1月に国籍取得の申請をし
12月に国籍をもらうセレモニー(宣誓式)

「セレモニーは朝8時15分から連邦裁判所で」
7時50分に到着すると5人ほどしか来ていない
コロンビア人の友人も見当たらず...

パーティーなどをするといつも1,2時間遅れてくる彼ら
まさかこんな時までコロンビアン・タイムなのか...

連邦裁判所の建物に入るとすぐ
空港のセキュリティー・ゲートの様な所でチェックされる
金属探知機のゲートが一つしかないから
時間のかかることかかること



9時前にやっと現れた友人たち
「セキュリティー、すっごい混んでたわ」
同時に移民局のスタッフ2名が到着

「10名ずつ名前を呼びますから
サインした書類とグリーン・カードを持って並んでください!」

完全普段着から、これからナイト・クラブへお出かけですか?みたいな
色々な服装の人達
名前と見かけから予測する国籍も様々

国籍取得のプロセスの中で
英語の試験もあったはずなのに
言われたことが理解できないような人もチラホラ

「ユーさん!ユーさんはいませんか?欠席?
OK,'YOU' are not here, right?」

ユーさん、自分が呼ばれていることが分かっていないようで
50人ほど、皆手続きが終わったところでオロオロしながら
移民局スタッフに話しかけている

「あら、ユーさん?いたのね
Now 'YOU' are here !」

似たような名前+外見でこんがらがる移民局スタッフ

「あなたがホン・りーさん?
あなたは?あなたもホン・リーさん?
え、違う?ホン・リン?」

「もういいわ、どうでも
あなた、アメリカ国籍取ったらセリーヌに名前変えるんでしょ?
これがホン・リンを使う最後の機会よ」

どうも好きな名前に変えられるようです
ホンさん → セリーヌですか...
なんか照れくさくないか、ソレ?

グリーン・カードを失くしてセレモニーにやって来る強者も

「え?失くしたの?
ここにサインして、見つけたら郵送して頂戴」

ここにたどり着くまでに書類提出、面接やら色々あったのでしょうけど
最後の最後までドタバタ、ドタバタ
こんなんで国籍あげちゃっていいんでしょうかねぇ
コントロール・フリークの私からすると
なんか今ひとつ、スクリーニングが甘いような気がする

ここまでは下準備
裁判官のお話しや、国への忠誠を誓うセレモニーは10時半から

ごめん、タイムアウト
実際の宣誓式を見られなかったのは残念だけど
午後から仕事だから帰らなきゃ
来月、お祝いのパーティーには行くからね



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