Afterlife | That's where we are

That's where we are

the Church of Broken Pieces
(アメリカ救急医の独り言と二人言)

昨日の午前中、子供たちの学校の学長先生から
父兄あてにメールが送られてきました

「お知らせしなければならないのは
心底残念なのですが」

12年(高校3年)に在籍する生徒の訃報でした

同級生が主催するチャリティーイベントなどを通して
骨肉腫と戦っているいる生徒がいるのは知っていました
何年もの闘病の末、家族に囲まれ息を引き取ったそうです

子供が亡くなるのって
何であれ悲しいものですね

昨年公開された映画the Fault in Our Stars
(『さよならを待つふたりのために』)
ヤング・アダルト向けの小説が原作ですが
文字なら漫画から古典作品までなんでも読み漁る夫が
「ティーン向けにしては良く書けている」といったって感心
映画を一緒に見ようと家のテレビでDVDを観ることに

甲状腺癌の肺転移のため酸素ボンベを手放せない16歳のヘイゼル
厭世ムードで出不精のなか、骨肉腫のため脚を切断した
元高校フットボールのスターガスと出会う
明るくてポジティブで行動的なガス

原作者のジョン・グリーンは
小児病院でチャプレンをしていた経験もあり
それが彼の経験で現実であっても

ティーンエイジャー、癌、恋愛とくると
話の中で誰かが死んでしまうのが分かっていて
それがポジティブに生きているキャラクターだと分かっていて

映画の質が俳優の質がどうのこうのより
初めから泣かされるのが予測できるので
観るのが気が進まないのです、こういう映画

亡くなった生徒を追悼する意味で
翌日学校はドレスダウン・デーになり
生徒を支援するためクラスメートが作ったチームのカラー赤か
小児癌支援を象徴するカラーである黄色の服を着ていくことに
娘は赤いチェックのシャツを着ていきました

「彼はね、絶対生まれ変わってくると思うの」

死後は天国へ行くというキリスト教の考え方の中
なぜ娘はそんな風に思うのか
でもそうならいいなと思ったりもする



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