今年のグループ・メンバー12名と初の顔合わせ
一緒にグループを教えるのは
癌とホスピス・ケアの専門医
あまりERと接点がない科なので
どんな話が聞けるのか楽しみです
新学期が始まる前の夏休み
医療がテーマの本を読んでエッセイを書くのが課題なのですが
今年の本は

バロン・ラーナー著『The Good Doctor』
内科医で歴史学博士号持ちのラーナー氏
感染症の専門医であった父親の思い出に絡め
変わりゆく医療倫理について語る本
のはずですが...
「皆さんはいかがでした?
私、第3章位から読むのが苦痛で...」
と癌専門医のパートナー
あ、第3章まで持ちました?
私、前書きを読んだ時点で夫に
「これさぁ、全部読まないとダメかなぁ?」
ネットのレビューでは結構良い評価を得ているのですが
学生12名中11名が「面白くなかった」
この差はなんでしょう?
私がイラッときたのは
全体が「僕のパパはスゴイんだぞ!」みたいなノリで
すっごい教授陣に教えを請うてね
すっごく患者から信頼されていてね
すっごく皆から尊敬されているんだぞ!
パパが大好きなのは良くわかったし
パパが凄かったらしいのは良くわかったし
息子が父親を尊敬しているのは美談だが
きらびやかに父親を(そして自分自身も)飾りまくる形容詞
それ、この手の本に必要か?
(こんな意地悪く言いたくなる位しつこいの)
「実際に話したら、こんな自慢ばかりじゃなくて
良い人だとは思うのよね...」
さりげなくフォローするパートナー
「講演会でもこんな話し方でしたよ」と学生
...個人的にも合わないな、きっと






英語の本をプライベートで読むのは疲れるけれど
読みたくない本を読み切った後は
頭を浄化させないといけないような気がして

ディーン・アンキファー著『90 Church』
教会とか宗教関係の本ではなくて
1960年代NYチャーチ通り90番地にあった
麻薬取締局での話を書いた本
麻薬売買、銃撃戦、殺人、騙し騙され何でもあり
(書き方はアマチュアっぽい)
回顧録で、多少大袈裟に書いた部分はあるだろうけど
その滅茶苦茶さが、なんとなくERの日常と似ている