今日はオフィスでの勤務日でした。Emergency Roomで患者を診る以外に週1,2回は病院内のオフィスで仕事をしています。インターネットがあると、在宅でも仕事ができないことはないのですけれどね。家にいると、終わっていない家事が気になって仕事にならない。
10年以上前、病院の近くにある小さな教会に気付きました。本当に小さな教会のうえ、普通の建物の一部なので、「白いチャペル」みたいなのをイメージしていると、絶対見つかりません。半分崩れかけの「場末」なんて言葉が似合う入り口でした。
その教会の名前はthe Church of Broken Pieces。
私たちがERで会う患者とその家族は、助けを求めてやって来ます。それは風邪、心筋梗塞、外傷など医療だけの問題のこともありますが、人間関係のトラブル、貧困・ドラッグなど社会的問題が関わってくることが多々あります。何かが「壊れて」しまって、どうしてよいのか分からない。そういう人たちがやってくるのがERです。壊れてしまった「カケラ(broken piece)」を拾い集める場所。
この教会、何年か前に改築され、現在は工務店の倉庫の様な外観です.....